第20話 他力本願の何が悪い
ライデンも仲間にしたことだしそろそろレベル上げに行きますか。
なあ、ライデンさん。この辺ってどんな魔物が出るの?
『そうじゃの....ウルフやオーガ、スケルトン、あとはその上位種がよく出るのぉ』
なるほど。まあランスロットやミラよりは弱いだろ。
『お主もひどいことを言うのぉ。この二人に勝てるものなどほとんどおらん。そのうえ二人は常に一緒におる。どうやって勝つんじゃ』
それもそうか。それじゃあ気を取り直してレッツゴー!
すると遠くに狼の姿が見えた。あれがウルフか?
『そうじゃよ。俊敏はそこそこ早いがお主等なら問題はなかろう』
よし!行くぞ!
ランスロットが防御、俺が拘束、ミラが撃破な。
もはや定番となっている型のように最後にミラがウルフを灰にして戦いは終わった。
『........わしら精霊の存在意義があるのか?お主等だけで完結せれておるではないか。』
まあ正直な話戦力どうこうってことじゃなくて興味本位的な部分があるからな。
『むぅ....まあひたすらに戦闘に駆り出されるよりはマシじゃの。それと一つ聞きたいんじゃがお主が魔法を使ったとき、なぜ詠唱をしてないのに発動するんじゃ?』
それは称号のおかげで詠唱いらずで使えるようになったんだよ。
『なんと....!そんな称号があったのか。つまり詠唱しているときに無防備になるという魔法使いのデメリットをなくしたというのか....』
最初は魔法名は言わないといけなかったんだけど。ちょっと前に魔法名も言わなくて済むようになったんだよ。おかげで魔法名で発動する魔法がバレルことがないからな、対人戦には有効的だろ。
『そうじゃの。人間は詠唱するから魔法が発動すると思っておる。そんな考えを持っている奴らがお主の魔法を防げるとは思えん』
だろうな。とりあえず今日は俺たちだけでやるから見ててよ。あとで問題点があったら教えて。
『わかった。そうしておくわい』
こうしてレーゼ達は日が暮れるまで魔物を倒していった。ただしレーゼは1体も倒してはいないが....
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