第40話 冒険者デビュー

 冒険者ギルドに到着!


「サラさん!こんにちは!」


「あー、モニカ!聞いたわよ。

 やったわね!似合ってるよ!

 いきなりの黒の軍団になかま入り、大金星じゃない!おめでとう!」


「はい!黒の軍団です!嬉しいです。」



「モニカさん、黒の軍団って僕たちのことですか?」


「そうですよ。知らなかったですか?

 冒険者ギルド内でそう呼ばれてるんですよ!

 破格の討伐数で、破格のランクアップで、もう超有名ですよ!

 ユメさんは、強くて、かっこよくて、優しくて、アイドル的存在なんですよ。

 でも、ハガネさんとコガネさんがいるので、みんな遠慮してるんです。

 でも、今日から私も。うふふ♡」


 そうだったんですか?知らんかった。

 僕がアイドル的存在って。。。うふふ♡


 うわー、僕の時と同じくらい、人が寄ってくる。おめでとうの嵐。ほんとに人気あるな。


「それじゃ、そろそろ冒険者登録しちゃおーかなー!みんな見ててねー!!」


「「「「「「「おー!」」」」」」」


 なんか、アイドルライブみたいになってるけど。。。サイリウム振る人は流石にいない。


「それじゃ、ここに手を乗せて魔力を流してね!」


「はーい♡」


 モニカさん、ノリノリやんか。


「いいよ。登録完了!表示を見てね!」


〈ステータス〉

 モニカ 18歳 レベル1

 称号 冒険者ランク20(黒10)

 ジョブ 軍師

 HP 100/100 MP 100/100 BP 200


「え?なにこれ!モニカ!

 いきなりBP200って、黒の軍団入りすると、こうなるの?

 うわー、ユニークか、しかも、これはいきなりのスキル持ちだね。そういうことか。それにしても、この軍団は異常だわ。知ってはいたけど、ほんとにもう、おめでとう!!」


「「「「「「「わー!」」」」」」」


 サラさんが、モニカさんの頭をくしゃくしゃしている。モニカさんもめっちゃ喜んでる。実にいい!


「サラさん!明日からクエスト受けたいんですけど、モニカさんが新規で入った場合どうなるんですか?。」


「ユメさん!もう適当に討伐と採集してきてください。結果に合わせて、後で処理するからね。黒の軍団が来たら、そうしろって支部長から言われてるの。

 だいぶ、ギルドも儲けさせてもらってるからね。もう無茶苦茶よ。治外法権だわ。

 よっぽど信頼されてるのね。ただし、モニカは無茶しちゃダメよ。よろしくね!」


 なんと、自由に狩りしていいってことですね!エコひいきじゃないと思います。たぶん。


「はい、ありがとうございます!それじゃ、報告のみでいいということですね?」


「そういうことよ!」


 冒険者ギルドを出て、街を散策中。モニカさんの買い物に来たが、特に必要なものがなく、お宿に帰ってきた。


 まだ、夕ごはんまで時間があるので、一旦、部屋に戻ることにしたら。。。


 全裸祭り・開・催!


 おーーーい!君たちはお構いなしかーーー!


 ハガネさん、コガネさんは、生まれたままの姿に、そして、僕は身ぐるみを剥がされる。


 モニカさんは、ビックリして両手で顔を隠してる。が、両手の隙間からガン見なんですけど!狙いは僕のパオーンみたいです!

 ひとまず、セーフ。天然で良かった。とにかく、説明しないと変態って思われてしまう。


「モニカも来ていいんだよ!」

「そう!モニカも遠慮しちゃダメですよ!」

「そうやで!うちら、もうなかまやさかいな!好きにしたらええんやで!」


 いやいや、遠慮してるわけではないから!


「いいんですか?それじゃ、なかまに入れてくださいね♡」


 ワオ!ワオ!もう、なにも言わん。よろしくお願いします!


 わー、案の定、バインバインです。私、脱いだら、すごいんです!モニカ〜!


 さすがに、前はパオーンなんで、後ろから抱きつくように密着!これはもう!


 戯れる 6つの果実 春の夢 ユメ


「わー、すごく気持ちいいですね〜!クセになっちゃいましゅ〜!ユメさーん♡」


 あかーん!もうダメ〜!パオーン!

 ふー、ひさびさに暴発してしまいました。


「お頭、いっぱい出たね!」

「お頭、いっぱい出ましたね!」

「お頭、いっぱい出ましたね♡」

「ユメ、いっぱい出たな!」


 なぜ、モニカさんまで、お約束なの?


 やってしまったので、早いけどお風呂タイムになってしまった。ここでも、モニカさん積極参戦してます。なんか、ものすごく馴染むの早いです。


 そして、今日もパオーン祭りに突入!

 聞くとどうも僕がパオーンするとみんなも気持ちよさが上がるらしいです。なかまシステムは未だに不思議がいっぱいです。


 みんなで夕ごはんを食べて、モニカさんを家に送っていく途中です。


「お頭、私、帰りたくないよ〜。」


「モニカさん!ソフィアさんが心配するから、また、明日会えるからね。」


「わかりました!ソフィアさんにお願いしてみますね♡」


 この人、あんまり、分かってない。


「お頭って呼んでるんやけど、なぜ?」


「それは、もうなかまだからね♡私のことは、モニカ♡って呼んでくださいね!」


「あ、私もハガネって呼んでください!」

「私もコガネって呼ぶんだよ!」



「ありがとう!そうさせてもらいます!」


「うちはカグヤ様って呼ぶんやで!」


「わかってますよ!カグヤ様!」


 モニカさんを送り届けて、お宿に。

 なかまシステムって、実にいい!

 明日もがんばろー!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る