第38話 ソフィアの説得
ソフィアさんがご帰宅いたしました。
お手伝いさんに聞いて、モニカさんの部屋に入ってきます。
モニカさんと僕たちから、さっきの流れの一通りをソフィアさんに説明した。
最初はニコニコして入ってきたのに、ものすごい険しい表情になっている。
「ソフィアさん!ユメさんと契約するのを許可して欲しいの!お願い!」
もう涙目で懇願してます。
「いいんじゃないか!良かったな!モニカ!」
え?1発OK?早っ!
「ありがとう!ソフィアさん!」
あ、ソフィアさんも泣いてる。
「しかし、ユメ絡みの話は、ぶっ飛んでるな!
私もアキラに助けられた。
今度はモニカか。
実に面白いな!頼んだよ。ユメ!」
なるほど、そういうことか。
「ユメさん、早速契約お願いできますか?」
「はい、えーと、ここでします?」
「はい、動けませんので、ここで。」
〈モニカがなかまにして欲しそうにこちらを見ています。
なかまにしますか?〉
YES!なかまにします。
「モニカさん、今、仮契約しました。」
「はい、そんな感じがしました。
皆さんと繋がってる感覚があります。
特にユメさんには、なんというか、密着したい気持ちが溢れてくるんですけど、どうしたんだろ?」
「モニカさん、大丈夫ですよ。
私たちも同じです。
今も我慢してるんです。」
「そうなんだよ。
部屋に戻ったら、すぐにお頭にくっつくんだよ。」
ソフィアさんの表情が読めない。どっち?
「モニカさん、その話はまた今度、じっくり、カグヤ様たちに聞いてくださいね!
それはそうと、新しいジョブは、軍師ですよ!これユニークですよね!いいんじゃないですか!」
「あ、ありがとうございます!うわーん。」
「良かったな!モニカ!おめでとう!」
2人とも号泣です。こういう涙はいいな。
「で、契約なんですけど、モニカさん!
契約するとたぶん自分のジョブが上位ジョブに変化すると思いますけど、これは外では口外しないでほしいんです。
ちなみにギルドのステータス表示では表れないです。」
「はい、極秘事項が多いので、おいおい教えていってくださいね♡ユメさん♡」
おー、久しぶりに出た!
リーサルウェポン!
これで本当の意味で元気出たな。良かった!
「それじゃ、今から契約しますけど、方法がキスなんですけど、いいですか?」
「はい!はじめてなんで緊張しますけど、ユメさんでよかったです♡」
なんで、カグヤ様たちがそんなに嬉しそうな顔してんの?
え?ソフィアさんまで?
なんかやりにくいなぁ。
と言いつつ、パオーンなのをバレないようにしないといかん。ちょっと前屈み。
じゃ、契約します!
モニカさんが動けないんで、今回は主導権が僕なんで、めっちゃ緊張します。喉から心臓出そう。行きます!
「「あ゛ーーーーーーーーーーーー!♡」」
忘れてた!この快感があったんだった!
また、おしっこちょと出た。黙っとこ。
「なんですか、これ?
気持ち良すぎて、頭真っ白になっちゃいましたよ♡
あれ?身体の痛みが消えました。
普通に起きられます。
というか、全身黒ずくめになりました。
わ、体が軽い!すごい!」
「おー、すごいな。
これも全部、ユメの契約の効果なのか?
胸のマークまで同じになってるな!」
「たぶんそうだと思いますけど、僕も良く分かってません。勝手にそうなるんです。
なかまシステムというんですけど、いろいろ便利になってまして、正直、僕も驚いてます。」
「モニカ!なかまだぞ!良かったな!」
「うん、嬉しいよぅ!」
とりあえず、契約も無事に終わり、モニカさんの怪我が全快しました。良かった!
契約が終わったんで、今後の話をしておこう。
「モニカさん!明日、早速、冒険者登録しましょう。ずっと一緒にいる訳ですから、ギルドも辞める必要がありますね。
なので、明日はいろいろ、今後の準備をする日にしましょうね。
明後日から、本格的にクエストやっていきますから、よろしくお願いします!」
「はい!ギルドの人には迷惑かけちゃいますけど、やっぱり、早く冒険者したいので、もうお願いするしかないです。」
「モニカ!ギルドは大丈夫だよ。思う通りにやればいい。
ギルドの連中も、言えば喜んで送り出してくれると思うぞ!」
「ありがとう!」
「それじゃ、ソフィアさん、そろそろ帰ります。
モニカさん、説明することとかもあるので、明日の朝、僕たちのお宿に来てください。」
「はい、わかりました。」
「待ってますね。
それじゃ、おやすみなさい。」
今日はちょっと帰りが遅くなったな。
でも大丈夫!部屋でのお楽しみ会は遅くても絶対に開催されます。
絆Pも上昇してます。ウッポー!
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