第25話 お風呂タイム!
お宿に向かう道中に、ひとつだけ気になったことをザークさんに聞いた。
「ザークさん、世界民ってなんですか?」
「世界民か……。
最初の天啓で特別なジョブを授からなかったもののことだな。
まあ、大半の人はこの世界民だから、別に大したことじゃない。
しかも、世界民はそれで終わりじゃなくて、努力を続けていれば、後天的に再天啓を授かることがある。
それを知っているから、みんな悲観的にならず、努力を継続して、その日を待っているんだ。
まあ、そうじゃない奴もいるがな。」
「そうなんですね。」
なるほど、それで最後、モニカさんが、がんばりますって言ってたのか。
「おー、着いたぞ!ミーザ!」
「ザークか。ユメたちもおかえり!
無事、登録できたかい?」
「はい、ソフィアさんとモニカさんが対応してくれまして無事終わりました。」
「ほー、支部長直々にねえ。大したもんだよ。」
「ミーザ。今日は帰る。あとはよろしく!」
「ザークさん!今日は一日中、何から何までお世話になり、ありがとうございました。キースさんにもよろしくお伝えください。」
「ああ。ただ、もう少し、砕けてくれると助かる。家族なんだからな!まあ、親父には、伝えておくよ。じゃあな!」
「それじゃ、ユメ、ハガネ、コガネ、カグヤ様、部屋に案内するよ。着いておいで!」
「ほら、ここだよ。これ鍵ね。
遅かったから、風呂の湯は張っておいたよ。
温くなったら、お湯を足すんだよ。
風呂桶についてる魔道具に魔力を流せば、出るからね。
今日はもう遅いから早く寝るんだよ。」
「はい、ありがとうございます。
おやすみなさい。」
やった!ひと部屋だ。
みんなと同じ部屋。グフフ。
こういう場合、男女別に部屋を分けてくれ!とか、困ります!とか言うところなんでしょうけれどもですよ、はい、決して言いませんとも。そんなもったいないことを自分からは、絶対に口に出しません!
そして、当然のようにみんなで一緒の部屋に入って行く。
ベッドにしても、大きめのものが一つだけなのも、グッジョブ!
もう一緒に寝るしかないですよね。
「あー、やっとだね。我慢の限界なんだよ!」
「あ、わかります。もう限界です!」
「はー、うちもずっと黙ってて、しんどかったわ〜。これは癒しタイムに突入やで!」
「「承知!」」
えーーーーーーーーーーー!
また斜め上!想像の遥か斜め上や!
僕の妄想はまだまだ甘い!甘ちゃんや!
ハガネさんとコガネさんが、いきなり服を脱ぎ、全裸に。
おーーーーー!バインバイン!
脱いだら、さらにすんごいんです〜!
窮屈だった二つの果実が、解放されて、もうプルンプルンのバインバインです〜!
そして、有無を言わせず、速攻で僕の服も脱がせて、全裸に。ワオーン!パオーン!
そして、密着!幸福の全裸サンドウィッチ!極上トリプル!あっかーーーん!
「はー、幸せなんだよ〜♫」
「わかります、最高です♪」
「ほんまや〜、極楽浄土♩」
それはこっちのセリフや〜♫ 最高や〜!
あ!あ!あ!あかーん!あはーーーーーん!
はあ、はあ、やってもうた。気持ち良すぎて、暴発してしもた!
「お頭、いっぱい出たね!」
「お頭、いっぱい出ましたね!」
「ユメ、いっぱい出たな!」
なぜ、3人で同じこと言う!言葉責めか!
またまた、ムックリムックさん。
若いって素晴らしい!
「お頭、ここを掃除して、そのまま、お風呂に入っちゃいましょう!」
「はーい、賛成♪」
「おー、ええやないか!」
はい、そうします。もう、妄想を追い抜いて、行動させていただきます!
やっと、異世界初日の疲れを取るべく、本日メインイベントのお風呂タイムに突入です。
もちろん、密着!幸福の全裸サンドウィッチ!極上トリプル状態でございます♫
「ユメ、またガチガチやないか!しんどいやろ?うちが手伝うたるわ!おりゃー!」
カグヤ様の3本の足が高速に動いている!
あ!あ!あ!あかーん!あはーーーーーん!
はあ、はあ、また、やってもうた。生まれて初めて、自分以外の人で、もとい鳥で。
生まれて初めてが鳥。鳥。鳥。
だって、しょうがないやん!
テクニシャンなんだもの〜。
「お頭、いっぱい出たね!」
「お頭、いっぱい出ましたね!」
「ユメ、いっぱい出たな!」
なぜ、また、3人で同じこと言う!
これは、言葉責め常套句か!
このあと、
コガネさんの手で1発!パオーン!
ハガネさんの手でさらに1発!パオーン!
の本日合計4発のあと、追加の言葉責め常套句をいただきました。
もう感動です!実質40年目の春です。
春よ〜♫ ららら、春よ〜♫
そして、全員全裸のまま、ベッドに直行。
密着エナジーチャージをしつつ、就寝いたしました。
異世界初日、幸福な1日でした。
神様!ありがとうございました!
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