第24話 冒険者登録
「ギルドの話は以上だ。
まだ、わからないことも多いと思うが、やりながら覚えていってくれ。
それじゃ、ユメたちは冒険者登録するんっだよな?」
「はい、します。」
「私もお願いします。」
「私もするんだよ。」
「すいません。その前に、3次職ってなんですか?」
「あー、忘れてたな。上位ジョブのことだな。
まず、成人の儀で最初の天啓を受けるんだが、普通は1次職を授かる。剣士とかだな。
ただ、レベルやスキルレベルの上昇で、第2の天啓を受ける場合があるんだよ。
そうすると同系の2次職に進化するんだ。ザークがそうだ。剣士から剣豪って具合だよ。
このとき、ステータスが飛躍的に上がる。
非戦闘系でも、滅多にないが、第2の天啓を受ける場合はある。
さらに難易度は上がるが、第3の天啓を受けた場合、同系の3次職ってわけだ。
ここまでが通常のパターンだが、私のように最初の天啓でいきなり3次職を授かることもある。これは、完全に運だな。
何が起因かは、いまだにわかってない。
このほか、世界には、ユニークと呼ばれるジョブもあって、神セブンやノーブルはだいたいユニークという話だよ。
ユメもその格好からして、アキラと同じニンジャだろう?それもユニークだよ。どれだけ、成長するのか楽しみだよ!」
「あ、そうなんですね。冒険に困らないように頑張ります。ありがとうございます。」
「それじゃ、ちょっと待っててくれ!」
部屋から出て行ったと思ったら、すぐに戻って来た。
「よし、ここで登録してしまうぞ!」
何やら若い女性が魔道具っぽいものを持って一緒に入って来た。
「ここで受付をしているモニカです。よろしくお願いします。」
ワオーン、これまためっちゃ可愛い人やな!スタイルもなんじゃこりゃ!すぐに鑑定や!
〈ステータス〉
モニカ 18歳 レベル1
ジョブ 世界民
HP 7/7 MP 3/3 BP5
おー、エイティーン!イヤーズオールド!
世界民!イエース!萌え〜!
スリーサイズ、プリーズ!
こっちに来てから壊れたのかもしれん。
「マサユメです。ユメと呼んでください。
こちらがハガネさん、こちらがコガネさん、肩に乗ってるのがカグヤ様です。
よろしくお願いします。」
「はい、登録しますので、ユメさんからこちらに来てください。」
「ふぁい!」
「こちらに手を乗せて魔力を流してください。いいと言うまで続けてくださいね!」
おー、ウインクされたー!かわええ!
「お頭、面白い顔してるんだよ!」
「ふふ、楽しそうですね!」
おー、いかん。心の声がだだ漏れしてる。
「いいですよ。登録完了しました。
表示を見てくださいね!」
〈ステータス〉
マサユメ 15歳 レベル1
称号 冒険者ランク20(黒10)
ジョブ ニンジャ
HP 200/200 MP 200/200 BP 650
「わー、ユメさんはユニークなんですね!
すごいです!はじめて見ました!
これからは、私がお世話させていただきます。
いつでも、お声をかけてくださいね!」
このウィンクたまらん〜!萌え〜!
「ふぁい!お世話になります。
これからもよろしくお願いしまふ!」
「お頭、また面白い顔してるんだよ!」
「ふふ、和みますね!」
「では、こちらが冒険者証になりますので、首から下げてくださいね!
失くしても、他の人には使用できませんが、再発行は有償になりますので、常に身につけておいてくださいね!
また、こちらは、身分証明のほかに、素材やアイテムの買取にも使用します。
買取金額は、冒険者証の口座に振り込まれますので、お金の引き出しにも使用します。
その際は受付で対応しますので、私に言ってくださいね!」
ほー、これが冒険者証。黒の金属の下地に、片方の面に白文字で〈冒険者証〉と名前、反対面に10と刻まれている。なるほど、これでランクが黒10とわかるんやな。
それにしても、ステータスが出た時は、ビックリしたけど、ジョブがニンジャだけになってて良かった。スキルも消えるんやな。あぶない。
続いて、ハガネさんとコガネさんも同じように登録をした。
〈ステータス〉
ハガネ 13歳 レベル1
称号 冒険者ランク20(黒10)
ジョブ クノイチ
HP 100/100 MP 100/100 BP 250
〈ステータス〉
コガネ 13歳 レベル1
称号 冒険者ランク20(黒10)
ジョブ クノイチ
HP 100/100 MP 100/100 BP 250
「みなさん、ユニークなんですね!
こんなことあるんですね。
私もがんばります!」
「よし、全員終わったな。
ソフィア、モニカ、ありがとうな。
とりあえず、今日はこれで宿に送っていくから、明日からも頼むよ。
じゃあ、おまえたち、行くぞ!」
「あー、いつでも来てくれ!」
「来られたら、声掛けてくださいね!」
うっ、リーサルウェポン来た!萌え〜!クセになりそー!また来るぞ!おー!
無事、冒険者登録を完了して、みなさんにお礼を言いつつ、お宿に向かった。
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