第10話 これでお揃い?
相変わらず、幸福のサンドウィッチ状態です。
いやー、素晴らしすぎです。
ちょっと、気になったので、彼女達のそれぞれの忍術について確認してみた。
「ハガネさん!新しく忍術(影)ってスキルが追加になってるけど、説明見ていい?」
「はい、お願いします!」
「コガネさんもいいですか?」
「もちろん!」
〈忍術(影)〉
影に特化した忍術。
レベル毎に使える術が増える。
〈忍術(光)〉
光に特化した忍術。
レベル毎に使える術が増える。
〈忍術(覇)〉
覇に特化した忍術。
レベル毎に使える術が増える。
「わー、シンプルやなぁ。何の術が使えるかまでは書いてないやん。」
「そうですね。」
「説明シンプル。」
僕の使える術は自分ではどんなものか分かっているので直接聞いてみた。
「ハガネさんは、何の術が増えたの?」
「はい、レベル1は『影縫』ですね。」
お、敵を動けなくする術やな。
「お、いいですね。戦闘で役立ちそうですねぇ。コガネさんはどうですか?」
「私は『閃光』だよ。」
お、これも戦闘系。フラッシュみたいなやつやな。
「お、これもかっこいい。似合ってる。
僕は『覇気』と『口寄』だったよ。」
「お頭は2つなんだぁ。さすが!素敵!」
「さすがお頭です。」
やっぱ、忍術(覇)はちょっと特殊みたいだね。
「それじゃ、あとで、それぞれの術の確認のために、一度試しておきましょうね。」
「「はい!」」
ハモって可愛いなぁ。
と、術の確認が終わったところで、コガネさんからいきなりのビックリ発言あり!
「あ、お頭!ちょっと私の胸、見てみてよ!」
「ぐふっ!」
え?えー?ちょっと!え?いいの?
「何、むせてるの?
ほら見て!なんか胸にワンポイントのマークが付いたんだよ!手裏剣のマークだね。お頭にも同じマーク付いてるよ!ね!お揃いだね!かわいい!」
あ、あー、そういうことですか。
そうですよね。
今、確変モード中なんで早とちりしちゃったわ。テヘペロ!
「あ、私にも同じマーク付いてます。お頭!」
「ほんとだ。みんな、お揃いだね。」
コガネさんは金色、ハガネさんは銀色、僕は白色のワンポイントで、マークは手裏剣を2枚重ねた図柄になっている。実にいい。
これ、自動的に付いたけど、これもなかまシステムなんかな?
いろいろ面白いな!
「ほんじゃ、そろそろ、さっき言った術のお試ししてみようか。」
「「はい!」」
幸福のサンドウィッチは一旦終了です。
寂しいけど、また、お願いします!
無限収納からヘルメットを取り出して、かぶりなおそうとしたら、ヘルメットの中央にも、ワンポイントマークがあった。
お、真っ黒よりかっこよくなってるわ!
うん、いい感じ!
冒険に向けて始動開始だ!
僕はやる気が漲っている。
この異世界に来てから、素敵ななかまが増えて、僕はちょっと性格が変わったかもしれない。
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