あまりホラーカテは読んだ事が無かったのですが(元々ホラーが苦手なので)、この作品はファンタジー的な要素もそこそこあり、自分でも読み進められそうです。
設定などのネーミングやストーリーの組み立て方が絶妙でとても勉強になります!
作者からの返信
ケントゥリオン様、コメントありがとうございます。
ご返信が遅くなってしまい、大変申し訳ございませんっ!
ホラーがお苦手とのこと、少しご無理させてしまったようで申し訳ないです……。
1章のホラー要素は2話で終了なので、もしも、もしも!ご興味がございましたら、1章メインの3話をよろしくお願いします。
ストーリー構成には頭を悩ませたので、とても嬉しいです。
ありがとうございますっ^^
編集済
ここまで読ませていただきました。
全体的な文章は丁寧に描かれており、背景や行動の描写等は細かく描かれていて臨場感があると思います。
ここから先は個人的な意見なので、そのように感じる者もいる程度に軽く受け流してくれればと思うのですが、まず公募をメインとされている作品とのことでしたが、応募される公募はもっと厳選された方が良いかと思いました。
横溝正史ミステリ&ホラー大賞はホラーが加わってからの受賞作はぞんじあげておりませんが、少なくともミステリのみの時は純粋な本格ミステリを求める傾向が強い賞です。
ミステリ要素・ホラー要素が含まれていれば良いということではなく、はっきりとしたジャンルと選考者が認識できないと、その時点で大きな減点対象になる場合が多いです。例え募集の文面に要素を含む作品でも構わないと書かれていてもです。
特に歴史のある賞は過去の受賞作から求めている作品の傾向を読み取る力も求められている場合があります。そこから外れている作品は内容が面白くても、一次で弾かれる可能性がたかいです(出版社が想定している読者層とずれるため)。特に賞金の高い賞では容赦ないです。
こちらの作品ですと、メインがミステリでもホラーでもなく、伝奇アクションととられかねません。
構成で気になったのは視点です。
このページでこれまで一頁目の冒頭を除き基本的に三人称であったものが、突然一人称視点に切り替わっている箇所がありました(情門で表現してたものが僕に切り替わる)。
視点というのは映像で言うカメラワークです。
例え映像化を意識していない作品でも、読者が頭の中で映像化することを念頭においていただきたい。特にWEB小説中心に読んでいる読者ではなく、文庫を中心に読む読者を想定している場合は。
このいきなり視点を切り替えるやり方だと、これまで全体像を捉えていたカメラが、いきなり個人の狭い視点に切り替わり、また突然カメラが遠くから状況を映すと言った忙しないカメラワークになっています。これは読者の想像というものを阻害する一要因になります。少なくとも過去の横溝正史ミステリ大賞受賞作の中にそういった安定性のない作品が選ばれた記憶はありません。
()書きで心の声を語るのが多いのも気になります。主人公の心の声を直接的かつ積極的に表現したいのなら、そもそも一人称を選択すべきです。
三人称で主人公の心情を表現したい場合に用いるべきなのは、表情や身体の反応などを中心とした情景描写の『情』の表現です(眉を顰める、唇をかみしめる、拳を握りしめる等々)。
情景描写の内、『景』に関してはアクションを中心としてとても良く描かれているのですが、対して『情』に関する描写があまりに少なすぎる。
この点でも横溝正史ミステリ大賞が求める作品とは、ずれていると思います。
ホラーでも求められるのはアクションよりも心理の動きでしょう。
現状、場面による臨場感はあっても、訴えかけてくる心情が弱すぎる印象です。
あと一部に語尾『た』『だ』が連用されていて読んでいてリズムが悪くなる印象を抱いた箇所がありました。こちらは、私が音読派なので気になっただけで、多くの方は気にされないかもしれません。
ただ通常の連載作品としては、丁寧な文体、独特の世界観など楽しめる要素は数々ございました。今後のご活躍も期待しております。
今回は企画に応募くださり誠にありがとうございました。
作者からの返信
地辻夜行様、コメントありがとうございます。
ご丁寧にアドバイスをくださり、ありがとうございました。
大賞っていうのはそれなりにきちんとした選考基準もあって、難しいものなんですね。
カクヨム賞(読者人気賞)をもらえればいいなあと漠然と思っておりましたが、地辻様がアドバイスしてくださった基準をちゃんと守っていないと、それも難しいのでしょうか?
こういうアドバイスをもらえる機会を頂けて嬉しいです。
ご返答いただければ幸いです。
『生前に大事にしていた物が必ずどこかにあるから、それを壊すんだ。それが鬼の”核”。もう亡くなった人を鬼に変えてまでこの世に縛りつける物』
この設定とても好きです。素敵です。
鬼と言えどもとは人で、そこには想いがあって……
人が他の生物と違うところは、心や想いだと思っています。
ですから、そこに焦点を当てた物語はとても好みです。
この鬼の大事なものは何なんだろう。
楽しみにしながら、また続きも読みに参りますね。
作者からの返信
If様、コメントありがとうございます。
気に入っていただけたようで嬉しいです…!
ただの、首を切っておしまいな鬼退治ではなく、こんがらがった心を解いていくミステリーものにしたかったので、こういう設定になりました。(伝わりますかね?笑)
またお暇な時で全然構いませんので、続きもよろしくお願いしますっ!
どもども。
先ほど今作の作者様からの返事を読んで、気づいた事があったならば言ってほしいとの事なので、再び、読み進めました。
そうですね。私が思うにはですが、描写が足りない箇所と多すぎる箇所とが混在ていて、いくらか読みにくいと感じた事でしょうか。
描写不足では読み手さんに書き手の思いを伝えきれませんし、逆に描写が多すぎるとテンポが悪くなります。それらの過不足を推敲で解消してやれば、より良くなるのではないでしょうか。まあ、でも、これは私が感じた事に過ぎないので参考までにで聞いていただければと思います。ともかくお話自体は不気味さとミステリー感が溢れていて面白いので、これからも頑張って下さいませ〜。
また機会があれば寄せさせて頂きますね〜。
作者からの返信
星埜銀杏様、コメントありがとうございます。
貴重なご意見をありがとうございます。
もっと精進して参ります!
1904年
日露戦争開戦の年
私もこの時代の日本、植民地や食い物に成らない為、
小さな島国が、世界に通じる強豪に成らんと、がむしゃらに突き進んだ、
この頃の日本が大好きです。
まともな感想で無く、年号に片寄ったコメント、済みませんでした。
因に
1901年、20世紀の変わり目、日本の各地で祝砲が鳴り響き、夜通し沸き立ったと、
97歳で亡くなった祖父が話してくれた事がありました。
鬼と言えば平安から室町時代、明治をあえて選んだのはなぜでしょう?
作者からの返信
犬時志保様、コメントありがとうございます。
確かに、鬼といえば平安時代あたりですよね。なぜあえて明治にしたか、理由が3つあります。
1つ、明治は日本の至る所で革命が起こった時代。鬼退治という革命が始まるのに相応しい時代だと思ったから。
2つ、古きものが淘汰され新しいものが台頭していく新時代のため、古いもの=鬼が淘汰されていく、時代の流れの変革を描きたかったから。
3つ、冒頭の少年の生まれが明治だから。
です。冒頭の少年がなぜ重要なのか、その背景については後々詳しく物語で描いていくのでお楽しみに。^^
それと、ただ単に明治期の文豪が好きだから、なんて理由もあります。(笑)
[追記]
年号と云えば。当作品は明治から始まり、平成で終わります。革命の明治生まれの人たちが始めた鬼退治を、平成生まれの主人公たちが終わらせて、世が平和に成るまでのお話ということです!
企画から来ました。なたこです。お気に召さなかったら、削除します。鬼が存在し、人の体を乗っ取って危害を加える。主人公は27人もの命を奪ってしまったという陰鬱なテーマではありますが、警察や絵図でのやり取りなど、胸を熱くさせるようなストーリーに仕上がっていると思いました。筆者の硬派な文体が作品の重厚感を支えており、次はどうなるのかと先が気になるような構成となっていました。自分がいきなり大量殺人鬼だと宣告されたら、パニックで舌でも噛んでしまいそうだななんて。今回はご参加いただきまして、ありがとうございました。
作者からの返信
なたこ様、コメントありがとうございます。
早速読んでくださいましたようで、嬉しいです。
もっと精進して参りますので、またお暇な時にちらっと覗きにきてくださいますと嬉しいです。
鬼の巣、めちゃくちゃ迫力がありますねー!
おもしろくて一気に読んじゃいました!