第7話 蒼の場合3
保健室に行くと、ドアのホワイトボードには職員室にいると書いてあった。とりあえず、松中さんをベッドに寝かせると、俺は急いで職員室に向かった。
ガラガラガラ…職員室のドアを開けると、先生達が職員会議をしていた。
相良先生がどうしたのかという表情でこちらに近づいてくる。俺は一瞬普段通りに喋ろうとしたが、すぐに分からないだろうと思い、スマホでさっき松中さんが倒れたこと・保健室まで運んだことを知らせた。保健室の先生と相良先生は走って保健室に向かった。俺も気になって、保健室に戻る。
どうやら過呼吸のようだと保健の先生が伝える。松中さんは、念のために少し保健室で休むことになった。
[蒼、先に保健室戻っててくれるか?俺もすぐ後で行く]
と相良先生がスマホを見せてきた。頷く仕草をして、教室までの道を戻る。正直言って、驚いたけど、教室の中でずっと悩んでいるより、身体を動かした方が気分が楽だった。
これからどうしよう…どうしていこう…そんな事を考えながら教室に戻った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます