其之二
山城守が「笑止」と一顧だにせぬ中にあって
この何とも
乳母が取り上げて
【近江なる、
(近江にある
などと
音にのみきくの白露いつの間に淵となりては
(噂に貴方のことを聞きまして、菊の白露の如く
との歌まであった。乳母は「
よしやたゞ淵ともつもれ
(
と書いて
【私註】
※一:「近江なる
※二「いとせめて恋しき時はうば玉の夜の衣を返してぞきる」(小野小町、古今集 巻一二・恋歌五五四)。夜着を裏返して寝ると待ち人が来るとする俗信があったことに由来する。
※三:「
※四:御伽草子の『
※オーリックの“Trio for Oboe, Clarinet, and Bassoon: I. Décidé”を聴きながら
https://youtu.be/s6XN-7wAHSw
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