ビスクドールをめぐる人形劇
ジュン
第1話
「ビスクドールってなんだ?」
僕の頭の引き出しには、「ビスクドール」なるものはなかった。
僕は、キンモクセイの匂いを嗅ぎながら、思った。
「『ビスクドール』を検索するのは、メンドクセイ」
キンモクセイの甘い香りと違い、ビスクドールはメンドクセイの苦い香りを放っていた。
「『ドール』って付いてるから、人形の一種だろうな」
「『ビスク』ってなんだ。『ビジネス-ライク』の略か?」
「きっと『ビスクドール』というのは、ワーカホリックのロボット人間のことだな」
「『そうだよね、マリア』。僕は知人にもらった、アンティークの人形にそう、つぶやいた」
ビスクドールをめぐる人形劇 ジュン @mizukubo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます