無能と言われた陰陽師の成り上がり

@akatukikurenai

第1話いつもの日常

「ピッピッピッ」うるさい朝の目ざまし時計だ、頭を掻きながら止めて、起きると朝の6時だ、憂鬱な朝がまた来た(あぁクソだりぃーでも起きないときっと姉さんがうるさい)洗面所で顔を洗うために重い腰を上げて階段を「ドンドン」と下りて1階の洗面所に入り、顔を洗い歯を磨く、そしてそのまま居間に向かうと、食卓に置き手紙があった。


「先に学園に行くから、朝ご飯を食べたら学園に行くようにね!!」


食卓には、焼き鮭と玉子焼きとほうれん草のおひたしがあった(米と味噌汁をよそって、食べるか)


飯を食い、時間を確認したら、7時だったので、制服を着て鞄を持って家を出た。


自転車に乗り、いつもの道を使って学園に向かう、15分ぐらい漕ぎ続けたら、学園近くの喫茶店ノワールに着く。


いつも通りの100円の不味いコーヒーを飲むために、店に入り注文をする。


何故かこれを飲むと頭が“スッキリ”する、飲み終わったので、会計するためにレジに立つ。


そこでマスターが言う「お前よくあんな不味いコーヒー飲めるなぁ」と笑いながら言う(お前が作ったんだろうが!)と心の中で思ったが、時間の無駄なので会計して、店を出た。


学園に着いたので、駐輪場に歩いて向かい、自転車を止めて学園に入る、下駄箱に靴を入れて、内履きに履き替えて、自分の教室に向かう。


途中で無明の顔を見て、口々に言う。


「何であいつ無能な癖に学園に来てるんだwww」


(いつもの光景だ、陰陽師にとって呪力がすべてだ、だから俺みたいな呪力を持って無いものを無能と言う、いつものことだ、怒る感情すら湧いてこない)


歩いて階段を上った先に教室がある、教室に着いたら机に突っ伏す、“何故なら教室でも”


「あいつ何で学園に来てるんだwww」


(あぁうるせぇ)

いつものこととはいえ気が滅入る。


そこに「おはよう、無明!」


幼なじみの刹那だ、こいつは俺に対して普通に接してくる。


「おい刹那、俺に構うと周りからハブられるぞ!」


それに刹那は「別に周りがどう言おうと関係ないじゃない、私はあなたと喋りたいから喋ってるんだし!」


と何か文句あるという顔で観てくる。

(あぁ、こいつはこういうやつだった)

ぶっきら棒に返事を返す。


「あっそ」


刹那は笑顔で観てくる。

(あぁ、うぜぇ)

そうこうしてるうちに、ホームルームのチャイムが鳴った。


「あぁホームルームが始まっちゃう、またね無明!」

刹那はそう言って、自分の席に戻っていった。


そうして担任の土御門紅晴が教室に入って来た、日直が「起立・礼・着席」と号令を言って、いつも通りのホームルームが始まって終わった、“先生が教室を出た後”


生徒達は「やっぱ土御門先生は美人だし、完璧だよなぁ」とみんなが口々に言うと、決まって俺を見て一人の生徒が「何であいつが土御門家の次期当主なんだよwww」それに他の生徒も賛同して「本当だよねぇwww」と口々に言う、そして俺を見ながら笑っている。


すると突然刹那が椅子から立ち上がり、俺の所に向かって来る。


そして俺の所に来て、俺の手を掴み教室を出る「おい、どこに連れて行くんだよ!」と刹那に尋ねる。


刹那は「来ればわかるよ!」

(なんだかなぁ~)と俺が心の中で思っていると。


1つの空き教室があり、そこの前に立つと勢いよくドアを開けて中に入る、顔に本を被せて寝ている人がいた?




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