第3話 競馬場
競馬場に来た。今日は秋の短距離のG1レースが開催される。G1レースとはグレード1の略で一番格上の競馬レースだ。たくさんの競馬ファンで競馬場内はにぎわっていた。資金は200万円、メインレースの前に何レースか試しておこう、スタンドに向かってゴール前に陣取った。三連単を狙うつもりだ。三連単とは1位から3位までを当てる馬券だ。10分後のイメージが浮かんできた1位は馬(サラブレッド)、2位は馬(サラブレッド)、3位は馬(サラブレッド)だった。
「何だこれは、馬しかわからない。」
私はこの能力を理解していなかった。わかるのは何の動物、種類が来るかまでだった。私は馬券をけっきょく買わずに競馬場を去った。
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