第36話 奏のドレインキッス♡
◆エルちゃん視点
詰んだ……完璧に詰みました。王族の方の目の前でお漏らし……しかも、王族の所有する倉庫の床まで僕のおしっこで汚してしまった。うぅ……何でこういう時に限ってお漏らししちゃうんだよ! 僕のバカッ!
「あぅ……ぼ、僕は死刑なのだろうか……」
想像するだけで怖くて身震いをしてしまいます。お姉さんの方は切なそうな顔で僕を見ております。いくらお姉さん達が貴族で偉い人でも王族の方には頭が上がらない筈です。もう僕には助かる道が無いのかもしれません。とっておきのレンブラント鉱石は王族のお姫様のお気に召さなかったみたいですし。
「――――――♪」
「ヒィッ……!? お、お姫様っ! ちょっと待って下さい!」
「――――――? ――――――!!」
「ごめんなさいっ! もうお漏らししないので、どうか許して下さい! この床も僕がちゃんと綺麗に掃除しますので! お、お願いします!」
僕が慌てふためいて居たら、王族のお姫様が何と自らの腕を捲って僕を抱っこしたのです! これはお姫様自ら僕に罰を与えると言う事なのでしょうか?
「嫌だっ! 僕はまだ死にたくないです! まだ美味しい物沢山食べて無いもん! あぁ、高級パン……お肉ぅ……」
「――――――♪」
「え? 僕を何処に連れて行く気ですかっ!? うぬぬ……最後まで僕は諦めないぞ!」
僕の処刑が免れないと言うのなら、最後まで暴れて抵抗してやります!
「――――――はぁ……はぁ……♪」
「はわぁっ!? お姫様の力、想像以上に強い!?」
僕はお姫様の力を侮っていました。そして僕はお姫様に抱っこされながら別の部屋へと連行されてしまいます。
「ここは何処だ? はっ!? もしや罪人を裁くための拷問部屋なのか!?」
「――――――。」
「お、お姫様っ!?」
「――――――♪」
やばいです! お姫様が部屋の扉に鍵を掛けて、僕を大きな椅子の上に押し倒したのです! しかも、さっきまで清楚な雰囲気のお姫様だったのが、僕と2人になった途端に鼻息き荒らげて、とてもじゃないですがお姫様がして良い顔ではありませんでした。この人お姉さんと少し似ています!
「――――――ぐふふ……」
「みゃあっ……!? や、辞めて下さい!」
何とお姫様は僕のスカートを急遽なく捲りあげたのです! おもらしして濡れた熊さんのパンツがこんにちはと丸見えです! 僕は恥ずかしさの余り、顔が熱くなって行くのが分かります。 お姫様はもしかしたら拷問癖があるのかもしれません。だとしたら、僕に待ってるのは長い地獄の苦しみ……
「――――――!!」
「ぐぬぬっ……僕を辱めてから殺すつもりなのですね!?」
「――――――!?」
「ひゃあっ!? さ、触らないで下さい! あっ! 僕のパンツ返して下さい!」
僕はお姫様にスカートを捲られて、更に追い討ちをかけるようにパンツにまで手を掛けて来ました。お姫様は躊躇いも無く僕のパンツを奪い下半身をすっぽんぽんにされました。お股がスースーします……何より恥ずかしさのあまり頭がおかしくなりそうです!
「――――――♪」
「何で……僕のあそこが無意識にピクピクしてる。あぁ……そこはらめぇ……」
「――――――? ――――――♪」
全身にイナズマが走る様な衝撃を覚えます。お姫様に綺麗な布で僕のあそこを丁寧フキフキとされました。しかもお姫様は拭き終わった後に、僕の小さな穴を広げて遊んで居るのです!
「ぼ、僕は男です! 身体は幼い幼女ですが、心は立派な男なのです! それ以上やると言うのなら……ひゃんっ!?」
「――――――!!」
「あ、あぁ……だめ……」
僕は完全に身動きが取れなくなりました。王族のお姫様が僕の身体に覆い被さって来たのです。
「あっ! お耳はむはむはダメです! そこは……わぷっ!?」
「――――――♪」
僕視界にはお姫様のお胸が……僕の顔に柔らかな感触……お姉さん達みたいに大きくはありませんが、しっかりと女の子の象徴が……良い匂いもします。
「あ、あぁ……」
「――――――♪」
「へ?」
僕が呆然としていた時にお姫様は僕の唇にチューをしてきたのです。王族のお姫様からのキス……これは新手の拷問か何かでしょうか……お姫様の吐息や身体をお互い密着しているので暖かい温もりが伝わって来ます。
「あ、あう……」
僕の思考はフリーズしてしまいました。
◆
「部屋の鍵は閉めた……良し! 今がチャンス!」
私はエルちゃんを抱っこして、休憩室のソファにそっと横にさせました。エルちゃんが怖がらないように気を付けてキス……じゃなくて、オムツを変えなければ行けません。
「ぐふ……ぐふふ……はぁ……はぁ」
「――――――!?」
「か、可愛い……尊いと可愛さの塊が今、私の目の前に。ディフフ……」
私の心拍数が上昇しているのを感じます。この気持ちは一体何なのでしょうか……愛おしくて、優しく抱きしめて上げたくて、頭を撫で撫でしたいしエルちゃんの身体を全身触りたい。頬っぺたや唇に沢山チュッチュしたい。部屋に閉じ込めてエルちゃんの全てをお世話したい。そして怯えた表情で私を見つめるエルちゃん……もう堪らん。鼻血が出そうです。小さなエルちゃん……長いお耳もピクピクと動いて、瞳をうるうるとさせて今にも泣きそうです。これは私がエルちゃんの不安を拭い去らなければ行けません。
「エルちゃん♡ 大丈夫ですよ〜奏お姉さんにお任せあれ! じゃあオムツしましょうね〜♪」
「――――――!?」
「あ、こらこら。暴れたら危ないですよ〜そんな子にはチュッチュの刑にしちゃいますよ?」
「――――――。」
うふふ……私の奏smileでエルちゃんは少しは落ち着いたでしょうか? エルちゃん見てると庇護欲が限界突破して、エルちゃんをああしてこうして♡ ンア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛! 静まれぇ〜落ち着くのよ奏。これじゃ変態不審者さんみたいに思われてしまいます。
「あらあら〜綺麗なお肌ね♡ 小さい頃は私もエルちゃんみたいに、アソコもツルツルしてぷにぷにしてたのかな?」
エルちゃんのお股をしっかりと念入りに拭いて、その際に手が滑る予定だけど不慮の事故なので問題ありません。女の子同士ならセーフです。
「――――――!!」
「エルちゃんごめんね。お股キレイキレイにしましょうね〜ふきふき♪ そしてここもふきふき♪ さて、ここはどうかな?」
「――――――!? うぅ……ぐすんっ」
「エルちゃん!? もうすぐ終わるからね! あと少しの辛抱ですよ〜」
やばい、ここでエルちゃんを泣かせてしまったら大変です。エルちゃんと濃厚な事をするのはまた今度にしときましょうか。今回は時間も無いですし。
「ふぇ……」
「エルちゃんストップ! 奏お姉さんの顔を見てください♪ これはどうかな? パチンコでタコ負けして、帰宅した際にポストに請求書が貯まってた事に気が付いた時の奏お姉さんの顔だよ〜どう? 面白いかな?」
「――――――!?」
あら、やっぱりエルちゃんにはダメかぁ。さっきは居ない居ないばあっ! てしたら、怯えて泣きそうでしたし……
「ふぇええ……わぷっ!?」
「秘技……奏のドレインキッス♡ 愛情を添えて〜♪」
泣きそうなエルちゃんの唇を強引に奪ってしまいました。私にも罪悪感はありますが、欲には勝てませんでした。私は欲望に忠実な女です。エルちゃん……本当に恐ろしい子です。これは世に解き放ったら行けない子ですね。きっと皆、語彙力失ってロリコンと化してしまうでしょう。エルちゃんが変態さんに襲われないか奏お姉さんは心配です。
「エルちゃんの小さな唇、堪らん……あと少し、あともう少しだけ……」
「――――――。」
「このピクピクしている長いお耳もはむはむしときましょう♡」
「あ、あうぅ……」
可愛いが過ぎます! 穢れの無い純粋な心を持つ幼いエルちゃん。私みたいに社会で汚れまくってひねくれた心とは違います。これが真の癒し……あぁ、エルちゃんお持ち帰りしたい。
「私も同じ一ノ瀬何だし、もういっそ四姉妹として一緒に暮らせないだろうか……近くでエルちゃんの成長もみたいし色々お世話して沢山遊んであげたい。もう、ママ枠でも良いから入れないかな」
「――――――。」
「うふふ……エルちゃん大人しくなりましたね? よし、今のうちにオムツ変えちゃお♡」
エルちゃんには美味しいお菓子でも沢山食べて元気になって貰いましょう。そして他の美少女ちゃん達にもイチャイチャ……挨拶しなくては。
◆
「キララさんと沢山お喋りしちゃったな。そろそろ葵ちゃんとエルちゃんの元へ向かわないとね」
キララさんは買い出しがあるみたいなのでそのまま外で別れました。さてと、エルちゃん達はどうしてるかな?
「あっ! お姉ちゃん!」
「あら? どうしたの葵ちゃん? エルちゃんは?」
「実は……」
―――5分後―――
なるほど、エルちゃんがお漏らしですか。今朝はやはりオムツにしとけば良かったですね。店員の奏さんにはご迷惑を掛けてしまいました。
「あっ! 奏さん!」
「葵さんお待たせしました♪ あら? もしかしてお姉さんですか?」
「はい♪ エルちゃんと葵ちゃんの姉の一ノ瀬 楓と申します♪ 奏さん……本当に美人さんですね♪」
「うふふ……ありがとうございます。楓さんもお美しいです♪ 私は一ノ瀬 奏と申します〜同じ一ノ瀬同士仲良くしてくれると嬉しいです♪」
同じ一ノ瀬……何だか奏さんとは気が合いそうな気がしますね。しかも美少女……良いですね。
「――――――!!」
「あらぁ♡ エルちゃんおかえり♪ 奏お姉さんにオムツ変えて貰えて良かったでちゅね〜♪」
奏さんと手を繋いで居たエルちゃんが、私の元へと走って来てそのまま私の足にピタッと抱きついて来ました♪ 相変わらずの甘えん坊さんですね♡
「ふぅぇぇえええんんんん!!!!」
「え? どしたのエルちゃん!? よしよし」
何と突然エルちゃんが泣き出してしまったのです。お漏らししちゃった事が恥ずかしかったのかな?
「エルちゃん? 大丈夫だから、エルちゃんの年齢くらいの頃ならみんなお漏らしするから。ね? お姉ちゃんはエルちゃんがお漏らししたからと言って、怒ったりもしないし笑わないから大丈夫だよ♪」
エルちゃんを抱っこしてあやすのに少し慣れて来ましたね。エルちゃんはどうやら私の胸が好きみたいで良く顔を埋めて来ます。我が家の小さなお姫様は本当に可愛いです♡ 最近可愛いとばかり言ってるような気がしますね。
「エルちゃん良かったらこのぺろぺろキャンディーどうかな?」
「――――――。ぐすんっ……んぅ?」
これは懐かしいですね。奏さんがエルちゃんに渡そうとしてるのは、私も昔良く舐めてた飴ちゃんですね。グレープ味のぺろりんキャンディーです。これなら甘いのが大好きなエルちゃんもきっと喜ぶ筈です。
「奏さんありがとうございます♪ エルちゃん良かったでちゅね〜こういう時はね。ありがとうって言うんだよ♪」
「――――――。あ……と?」
「おおっ!! そうそう! ありがとうだよ♪」
エルちゃんは恐る恐る奏さんからぺろぺろキャンディーを受け取りました。どうやらエルちゃんは奏さんの事を少し警戒しているようですね。
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