前世の望みを異世界で
森野にぃとら
第1話 病で終える、俺の人生
息が、苦しい…
生まれ持っての持病に蝕まれ続けた僕の人生から、今ようやく解放されようとしている。
満足に通うことが出来なかった学校や、体の弱い自分といつも一緒にいてくれた幼馴染のユウについて残念な気持ちもあるが、やっと人生が終わることへの安堵が勝っている。
「彼方!」
「カナ!お願い、目を覚まして…」
ごめん、父さん、母さん、ユウ…そしてありがとう…
来世というものがあるのなら、今度は丈夫な身体になりたいな…
そう願い、僕は意識を手放した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます