ディスカード スイーパー

影武者

第1話

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解説 『殺人,麻薬,売春、どこにでも発生する犯罪...』


解説 『この物語は 何処の世にもある裏の世界で活躍する掃除屋スイーパー…』


解説 『…流れ弾ジョウ…の物語である。…きまった…』

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 とある高級マンションの前で、カッコイイ、オープンカーに乗った若い女性がいた。実に美しい女性であった。オープンカーがどのような車なのか、美しい女性はどんなに美しいのかは言うまい。


 しかし、どうやら暴走族にからまれて居る様子であった。体格のいい長身の男達だった。


 「よう、おねぇさん、ひとりぃ~っ?」

 「俺達と遊ばねぇか?」


 族達に囲まれていて、その女性は困っている様子は特にない。


 「ちょっ ちょっと まってね」


 慌てて助手席に置いてあった、紙袋の中を探り始めた。


 「タバコかい?、ライターなら俺持ってるぜっ」


 族の一人がそう言うと同時に、その女性は紙袋の中から、小型マシンガンウージィを持ち出すと族に向かって発泡した。


 ガガガガガガガガガガーーーーーーーッ、とどろく銃声。族達は、突然の事に驚いて腰を抜かしていた。


 「どう? まだやる」


 まだ微かに硝煙が残る小型マシンガンウージィの銃口をフッと吹き払い女性がそう言うと、族達はそそくさと、逃げていった。


 「チェッ、また邪魔が入りやがった」


 そう言って、変装していた姿からもとの姿へと変えていった。なんと男だった、しかもかなりのイケメンというのであろうか、カッコイイのだ。


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解説 『読者の皆さんには、もうお解りであろう、そう彼こそ...』


ジョウ『おっ、来た来た!(^^♪!』


解説 『オカマである』


ドテッ!! ずっこけるジョウであった。


ジョウ『おっ、おいっ!!、違うだろ!!』


解説 『あっ、いや、失礼した』

解説 『彼こそダークのヒーロー、掃除屋スイーパー流れ弾ジョウだ』

解説 『では、機嫌を直して本編へ行くとしょう』

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 ここは、かなり賑わいのあるビジネス街だ。ジョウが事務所へ帰ってきた。


 バタム!!


 「帰ったぞ」


 白いブラウス姿にタイトのミニスカート姿で部屋へはいると、変装用のロングのカツラをソファに投げ置いた。途端に大きなため息をつく。ジョウは疲れているようだ。


 「おかえり、ねぇ、どうだった?」


 美しい女性が出迎える。なるほど、この世界には必須のパートナーである。


 「族にからまれて見失った...もう、浮気調査はやめようぜ、女装するのはもう嫌だ」


 最近は、浮気調査ばかりで、ジョウは参っていた。しかも、お決まりで女装つきだ。履いていたミュールを投げだすと、ふくれっ面になっていた。それがしたくて浮気調査をしているという意見もあるのだが.../P-A談


 「ねぇ、ジョウ、いい依頼が入ってるんだけどなぁ」


 「また、浮気調査か?」


 ジョウの視線がなぜか冷たい。


 「今度は、ちゃんとしたお仕事よ」


 甘い声を出して、そのパートナーがすり寄って来た。


 「や、やめろ、このオカマ、変態!!」


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解説 『流れ弾ジョウ、そう彼はオカマである』


ドテッ!! ずっこけるジョウ達であった。


ジョウ『俺じゃないって言ってるだろう!、オカマはコイツだよ!、コイツ!!』

   『変な時に、解説を入れるなよ!』


P-A 『ひっ、ひどいわ~、この事務所は女っ気が無いからって、』

P-A 『ジョウが、無理矢理やらしたんじゃない!』


ジョウ『わかった、わかった、俺が悪かった』

ジョウ『今は止めろって、言ってんだけどな...』


P-A 『今は女装子さんもかなり市民権あるんだからね!』

P-A 『それに… 今回の軍の依頼だって、私のおかげで取れたのに』


ジョウ『なにっ!!軍からの依頼!!本編に戻るぞ』

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 「よし、その依頼引き受けた、早速パートナーB(男)を呼んでくれ」


 ジョウの顔が緊迫した表情となった。


 「休暇を取って、故郷に帰りましたけど」


 「えっ!?あいついないの?あいつだけが、まともなパートナーだったのに」


 「私じゃ、だめなんですか? うるうるうる」


 「あー、わーた、わーたから、今回はパートナーA、お前と仕事をする」


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 ジョウ達は早速、愛車のオープンカーで出掛けた。


 「で、軍からの依頼とは、なんだ?」

 「詳しくは聞いてないんだけど、始末して欲しい奴が居るって...」


 さすがは、闇のスイーパーである、ヤバイ仕事の依頼もあるのであった。ジョウは、なんだか嬉しくなってきた。


 「フッ、殺しかぁ、今回は危ない橋を渡りそうだな」

 「今,橋を渡っているが...」


 丁度、車が大きな橋に差し掛かっている所だった。


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P-A 『今まで、浮気調査しか依頼が無かったのよ』


ジョウ『おい、今なんか言ったか?』


P-A 『あっ、いえいえ、気になさらずに、後は2話にいきましょう』

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       - 第2話へ続く -


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