第16話華山ユイの夢
昼休み、華山さんに呼び出された。人気のない所で、わくわくする!
「来たわね、私の書いたマンガ読んで!」
そこには、アナルバキュームうん太郎というサブタイトルと掃除機の3倍の吸引力とかかれている。
主人公はなにかを吸出そうとする口になっていた。
…嫌な予感がする。
内容を見る。
「あ~すげー便秘、なんとかしたいぜ」
「そこの紳士、お困りのようですね!!」
「だれだお前」
「人呼んでアナルバキュームうん太郎といいます」
「どんな便秘も治すという、あの…!」
「そうです。トイレでズボンを脱いでください」
「この便秘、あんたに任せたぜ」
「バキュームいきます!」
ゴオオオオオオオオオオブチブチブリブリドバヮーオオオオオオブチブチぶりいバババ!
「あっ気持ちいいほどでるぅボクのうんこ吸い出されてる」
「あースゲーうまかったぞ、臭くて固いウンコはいいぜ!」
「ネームだけど…!どうかな」
「メディアミックスという観点から30点」
「これやっぱり一般受けしないよね…」
「俺は好きだ。絵が丁寧だし、次がんばればいいよ」
「ギャグ漫画家になりたいのよね…私」
「諦めなければなれるさ」
「うん、頑張る」
「応援してる…!」
「放課後部室で…!」
というと駆け出していった。
俺も夢に向かって頑張るか、とネタ帳を開いた。
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