俺がギャグを言うと渋い顔をする美少女がいる

@akairoakairo

第1話衝撃

南原純、俺はギャグが好きで動画配信やテレビを見ては笑っていた。


でも、物足りないと感じてもいた。

自分の延長線のような気がした。だから有名な芸人や配信者ではなく、マイナーな配信者のところにいってみた。


俺の運命に出会った。


「爆裂回転バイブレーター、それは極太凶悪バイブ 4本による振動相撲です」


ナニを言っている!?

そう思っている内にバイブレーターが相撲をしはじめた!

ブブォーウィンウィンブブア~ビビビ


俺はナニをみている!?

「イボつきバイブレーター転落、ピンクローターも追加しちゃうぞ!」

「オーットクリ責め付きバイブレーターに神が宿った」

というと少女はそれを手に取り

「ゆけー青龍、とあちゃ~!!!」

そのバイブレーターで他のバイブレーターを叩き落とした!


「クリ責めバイブレーターの勝ち!次のがこのライブ配信の目玉!アナルバイブ……」

次の瞬間、垢BANされアナルバイブをどんなギャグに使うのかわからない!


「俺の延長線ではない、こんな奴をみたかった」

そして、垢BANされるようなギャグをやって玉砕している。そんな奴に俺はなりたい。

以来、休み時間はギャグをやっている。動画配信サイトにその様子を映し登録者数は憧れを越えている。


だが、あの時の閃光のようなギャグはいまだ越えていない。

華山ユイという美少女も笑わないし渋い顔をしている。


コイツ、華山ユイは唯一笑わない、他の奴らは笑っているのに…。

理由を聞いてみることにした。


「俺のギャグがオンリーワンじゃないからかな?」

「そうよ、アナルバイブを打ち上げ花火に差し込むぐらいのギャグじゃないと満足できないの、あたし」


まさか!と思い聞いた。

「極太バイブレーター相撲の配信者か?」

「あら、見てたの、二番煎じさん」

「そうだよ、俺はなりたい。君のようなオンリーワンに……!」


俺は廊下で泣いた。嬉しさと悔しさで…。

「でも、私は尖ったギャグしかできない。対してあなたは万人受けするギャグしかできない」


「だから?」

「このままじゃお互いだめだからいいところを吸収しましょう、相互作用を期待します、旧校舎一階にきなさい、笑いに殉じる覚悟があるなら!」


衝撃は思わぬところからくる。二番煎じの烙印を払うため旧校舎へ向かった!

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