第2話 本末転倒の頂き
「貴方は何のために その高みに登ろうとしていたの?」
正解を求めて 犠牲にしたのは不正解の中の意思
問題を訂正するために 解き方もすっとばした
正確性を極めるために 中身を頭に入れなかった
確実性を高めるために 余計な物を切り捨てた
「貴方高みに上った後で、どうしてそんな事をしていたのか首をかしげているのね」
「哀れだわ」
「ストーリー」
私が勝つために、容赦は邪魔だから。
私が勝つために、仲間は邪魔だから。
全部、全部捨てていったら、後に何が残っただろう。
始まりはただ、勝ち負けとかじゃなくて、純粋に楽しんでいたのに。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます