詩集40 絶えず移動し続ける言葉

仲仁へび(旧:離久)

第1話 目的地のない旅



 どこまで行こう

 どこで立ち止まろう

 行先 決めてないね


 目的地のない旅 ずいぶん ふらふらしてる


 そもそも どこに行きたいんだっけ


 二人して首をかしげてる


 立ち止まって ずいぶん時間が経った


 地図が読めないのも当たり前だよね


 どこに向かってるのか分からないんだから


 でも そもそも そこに行きたいのかな

 そこに行く必要あるのかな


 考え出したら きりがなくなってきちゃった



「ストーリー」

 行こうと決めていた終着点は消失してしまった。

 代わりの場所、あるだろうか。

 昔行った所で、また行きたいと思った場所がすでになくなってしまっていた時、胸にぽっかりと穴があいてしまって、喪失感に襲われるね。

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