heaven

@BOZUD

第1章 地下の天使

第1話 地下の天国

次々と聞こえてくる叫び声、男は手に持ってるバットで手足の骨を折っていた。男は笑っていた。笑いながら骨を折っていく。振りかざしたバットが腕に当たり,バキッと鈍い音がなった。中年男性はまた叫んだ。顔は涙と鼻水とよだれでぐしゃぐしゃだ


「おじさーん、聞こえる??次はぁーこのペンチを使うよおおおおお」


男はペンチを手に取り頬を挟み潰した。また聞こえる絶叫、男は笑いながら次々と潰していった。顔 膝 腹 腕 脇腹 次々と潰していく。中年男性はよだれと涙と鼻水を出しながら叫ぶ。そして、パンツから滲んでくる液体に男は気が付いた。


「わーお、漏らしたのかな(笑)臭いなあ、いい大人して漏らすなんて恥ずかしいね」


男はため息をした。まるでゴミを見るような目で中年男性を見ていた。男はポケットから煙草を取り出し火をつけ、一服した。


「頼む、開放してくれ.....ひっぐ.....私には、家族がいるんえす。」


中年男性は泣きながら、力を絞って声を出した。男は涙を流した。


「そうなのね、分かった、一週間ごに解放してあげるね」


中年男性は表情が明るくなった。しかし彼は、まだ地獄を見ることになるとは知らず。男は中年男性の瞼を開け煙草を近づける。


「何をするんですか!!やめて!!ああああああああああああああああああああ!!」


男は煙草を目に押し付けた。中年男性はジタバタと動いた。その振動で椅子も動く。

椅子が倒れて、中年男性は後頭部を打ったので気絶した。


「ちっ、落ちたか、まあいいや起きたらプレゼントを渡そう。」


男は地下室から出た。階段を上っていく、シャワー室いった男はシャワーを浴びた。バスタオルを巻いた男は、私服に着替え外に出た。


中年男性は目を覚ますと、片目が見えなことに気が付いた。中年男性は泣いた。涙も血が混じっていた。


「何で、俺だけなんだよ。克彦かつひこ佳奈子かなこ大丈夫かなあ...」


中年男性は手首に違和感を感じた。チューブが手首に刺さっているのに気が付いた。点滴されてたのだ。死なないように点滴がされていたのだ。中年男性は周りを見まわした。机の上に鍵があった。


「鍵だ!!これで出られるはずだ!!」


しかし、中年男性は手首を椅子のひじ掛けに縛られていたのであった。中年男性は舌打ちをした。腕に力を込めて上に上げたら、縛っていた結束バンドが切れたのであった。


「ふん、あいつ、馬鹿だなこんな緩い縛り方をして。」


中年男性は片手で結束バンドをすべて外した。しかし、中年男性は気づいてなかった。

手足が折られているってことを。男性は立ち上がろうとした。


「あぎゃああああ!!!」


中年男性は倒れた。骨が折れているので歩こうとすると鋭い痛みが襲ってきたのであったんだ。しかし中年男性は諦めなかった。


「何の、これしき骨の痛みぐらい耐えられるわ!!」


中年男性は元格闘家だった。様々な痛みを耐えてきた自分はこれぐらい耐えられるだろうと思っていたのである。中年男性は這いずり鍵が置いてある机に向かっていた。

10分ぐらい経っていたのであった。中年男性は鍵を手に入れたのであったのである。中年男性は涙を流した。


「やったよ、今行くぞ克彦!!」


中年男性は机にある注射器を見つけた。『アドレナリン』と書いてあった。中年男性は少し考えた。


(これを打てばこの痛みも和らぐはずだが。打ち方がよくわからない)


中年男性は覚悟を決めた顔で注射器を手に取りワクチンが打たれるときを思い出しながら打った。すると今まで、感じていた鋭い痛みが少しずつだが、消えていった。

中年男性はドアに近づいた。鍵を使い階段を上っていく。


(いま、お父さんが行くからな!!)


中年男性は1週間ぶりに外の景色を眺めた。外は真っ暗だった。パンイチの全身血だらけの中年男性は外に向かって歩き出した。すると、中年男性は倒れた。


(何が起きたんだ?)


「勝手に外出るなよ~プレゼントが渡せないじゃないか」



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