|故郷|

庭から外を眺める

『久しぶりに戻ってみるか、』

ワンコたちにエサを用意し、異次元の門を開く

光の中に消え、その場から居なくなる

_

荒廃した世界が広がる

『、、、』

『よっ!トロム久しぶりじゃないか』

振り返ると、クウカがそこにいた

『あぁ、変わってしまったな、俺があの時逃げなければこうはなっていなかったのか』

『うーん、それはどうかな?多少違う結果になっていたかもしれないが、』

『クウカ!俺をあの時に戻してくれないか?』

『!なんとまたとんでもないことを!まぁ出来なくもないが(このまま過ごしていてもな)といってもあの頃に戻るだけで強くなるわけではない、それでもいいのか?』

『あぁ』

『そうか!記憶だけは今のままで戻すことは出来るからな、少し準備するからまた今度だ』

『分かった、わたしも一旦戻る』

といってお互い別れる

_

辺りに花の香りが漂う

『プピドの木が大きくなってる、向かうに行っている間の時間の流れが違うのか』

と何かがこちらに勢いよく走ってきて、そのまま飛びかかってきた

『お前たち』

そこにいたのは大きくモフモフになったワンコたちだった

『よし、じゃあ一緒に行くか!』

『もう一度やり直すために』

そして門を開き、プピドの淡い紫の花が舞うなか旅立つ

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アインディールの谷 @mono_00_

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