第9話 銀河烈風バクシンオー

 この度ついに僕のイチ推しウマ娘が決定したので発表いたします! 堪らないぜハニハニ!!


 タイトルにありますようにサクラバクシンオーなのですが、この娘の一途さと健気さにいたく感服いたした次第であります。


 サクラバクシンオーはクラスの学級委員長で、困っている人は見逃せない、とても正義感の溢れる世話焼きさんです。


 口癖は「バクシンバクシーん!!」で、一度目標を定めると脇目も振らずに目標へと直進、いや爆進します。その途中に壁や落とし穴があっても彼女は迂回なんてしません。

 そして当然その『真っ直ぐさ』故に壁にブチ当たり、穴に落ち込みたくさん傷つきます。

 それでも彼女は挫けません、めげません。ツライ事やイヤな事も全て笑い飛ばして明日へ爆進していくのです。


 これだけでもとっても魅力的な女の子なのですが、彼女は更に強力な武器を持っています。それは「オツムがとっても残念」と言う所です。

 そこをクラスの心無い友人や悪徳トレーナー(プレイヤー)に利用されて、彼女は彼女の望まない選択を強いられる事が度々あります。


 彼女のシナリオをなぞると、バクシンオーはウマ娘として出走するにあたり、皐月賞、ダービー、菊花賞のクラッシック三冠制覇を希望します。

 しかし彼女の距離適正は『短距離』でスタミナが保つのはせいぜい1400m。上記3つで最短の皐月賞でも2000mですから、どうあってもクラッシックレースに勝つのは絶望的です。


 そこで悪徳トレーナーは考えます。「スピードを極めずしてクラッシックになど出せぬ」とバクシンオーを言いくるめ、短距離でのレースのみのエントリーを繰り返します。そしてそのトレーナーの言葉を無垢に信じて健気に短距離レースに万進するバクシンオー……。


 流石に3年目になると「もしかして私、トレーナーさんに騙されてません…?」とか言い出したりするのですが、そこでのトレーナーの切り返しが秀逸です。

 依然として長距離レースを希望するバクシンオーに「1200mのコースを3回走れば、実質3600mで立派な長距離だ!!」と力説し、バクシンオーもそれに答えて「なるほど!」と。バカ可愛いw


 ゴルシの様な『何を考えているのかわからない』天才型の先の見えないタイプも良いのですが、バクシンオーの様な『残念な愛されキャラ』も捨てがたいちありやなのでしたw

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