日常は非日常へ

●「扉」「街」「ひなまつり」

今日は桃の節句、ひな祭りだ。


日本一大きなひな壇があると聞き公民館へ向かう。ひな壇の後ろに隠し扉を見つけた。好奇心に負け入ると眼前には白く綺麗な街が広がっていた。だが、人の気配は全くない。あるのは白い建物と花壇のみ。


不気味に思い戻る為後ろを振り返ると、――通った筈の扉は消えていた。

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