ビフォー・ガーデン

帝月リンメ

プロローグ

 とある森


「今日はあっちに行こう!」


 トカゲのもんかーを連れて今日も遊んでいる。

 歩いていると茂みの方から音が鳴り、どんどん音が近づいてくる。

 そして何かがとびだしてきた。


「うーーがぁーーー!!」


「あれは狼逃げなきゃ!」


「うわー!いてっ。あっメガネが。」


 急いで逃げようとしたためメガネを落としてしまう。


「前が見えない」


「ニョーーーン!!」


 僕の大事な相棒は狼によって殺されて

 しまった。

 そして狼はどこかへ走り去っていった。


「僕がコンタクトにしなかったせいでもんかー

 を連れて逃げることができなかった。ごめん…。」


 そして家に帰りとある書物を手に取る。


「これだ。死んだものが生き返るという伝説の

 "それは草"。こいつがあれば…。」


 さらに詳しい情報を得るために一日中本を漁り"それは草"について調べた。


「こんなところに咲いているのか…。決めたとりにいこう。明日旅の準備をして出発しよう。」


 そしてこの少年の壮大な物語が始まろうとしている。

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