第十二章 新登場人物・名称リスト

・シュレデリット

イルレッテの息子。

西地区で木工工房を持っていて額縁を主に製作している。

感想文ビンゴの景品フィギュアも作っている。


・リリエーナ

不思議と本編ではここまで名前が出てきていなかったオルツ港の港湾長。

ちょっとお堅い感じではあるが、正義感の強いお嬢様。

リエルトンのアリスタニアとは良いライバル?

セラフィラント従者家系だが、家系魔法はない。

海衛隊のファースエム・カイゼール第三隊隊長の妹。

くわしくは『緑炎の方陣魔剣士・続』にて。


・キリエステス・ヴォルフレート

次代キリエステス当主。

『教会施設管理統括院』の統括長代理だったが、セインが役職を降りたために繰り上がりで統括長に就任。

ファイラスを気に入っていてスカウトしたいと思っている。

ビィクティアムと仲が良いらしい。


・ヴィエーシア

遊文館でいつも夜に屋上に来る子のひとり。

一番先に主神像を屋上で発見した女の子。


・ルトアルト

ガイエスが定宿にしている家畜医提携の厩舎がある宿の主。

スーシャスの友人で、宿の朝食を配達してもらっている。

葉物野菜と青豆が苦手で、タクトから克服メニューのデリバリーをしてもらうことになった。


・ガウムエス

タルフから亡命してきた。

現国王の血を引くが平民との間に『聖石の苗代』として作られた悲劇の王子。

皇国帰化への詳しい経緯は『緑炎の方陣魔剣士・続』にて。


・エーテナム

ガウムエスと共に亡命してきた。

護衛として近くにいたが、実は父親違いの兄。

ふたりの見つけた秘密の通路から、東の小大陸と南方のアイソルとの関係が判明していく?

激辛好き。こちらも『緑炎の方陣魔剣士・続』参照。


・トシェルーク

シュリィイーレの医師。整形外科が専門。

ガウムエスの術後リハビリをしてくれている。

以前、アトネスト達の健診もしてくれた。


・リオール

シュリィイーレの医師。外科・神経外科が専門。

ガウムエスの手術をした。病院は遊文館の隣の区画にある。

無類の乾酪好きだが、忙しくてなかなかタクトの食堂に食事に行かれない。


・ヴァンテアン 

コレイル領イシュナで司祭をしていたが還俗。

タクトの作る珈琲ゼリーとバニラアイスが至高。

シュリィイーレ在籍になって染料師として色墨を作り始めた。

工房兼店舗は北・青通り二番。


・カーラ

レトリノの妹。コレイルのファルスから引っ越してきた。

ちょっと癖が強い妄想癖あり。

まだ元従者家門の悪いところを少し引き摺っていそう。

ただいまマダム・ベルローデアのもとで再教育中。


・エグレッタ

ウァラク領トラード村で養鶏場をしているワシェルトの長女。

【収納魔法】持ちで卵と鶏肉の納品に来ている。

一緒にくるテトールスと……いい仲?


・ベリットス

デルデロッシ医師の一番弟子である家畜医。

馬の気持ちがわかる魔法か技能を持っていそう。

でも、人に対してはコミュ症気味。


・バルトノーイ

リシュレア婆ちゃんの娘ジーナの夫で、凄く体格のいい服飾師。

繊細な飾り襟を作る職人で、料理もできる。

レルアン、ソレッラ、トリセアのお父さん。


・レオドレート

シュリィイーレの役所の所長さん。

お魚が大好きで、魚料理の店を渡り歩いている。

意外と馬好きなのかも。


・テーレイア

デルデロッシ医師のところにいる栗毛の雌馬。

穏やかな性格で、人を怖がらないがちょっと我が侭らしい。

エルディエラの中央部原産、山岳地帯での荷物運搬が得意。

(似ユトランド)


・ベリアード

デルデロッシ医師のところにいる灰色斑模様の馬。

エクウスの母馬で、シュリィイーレ固有種の血を濃く継いでいる。

(似アイリッシュドラフト)


・ビルトルト

デルデロッシ医師のところにいる青毛の馬。

ウァラク産で山岳部と寒さに強い。

ポニー程度の大きさだが、ウァラクでは乗合馬車や荷馬車でも大活躍する種。

(似ダートムアポニー)


********


*名称リスト


・トローメロ/オルツで採れるようになった新種の柑橘の皇国語読み(グレープフルーツ ルビー『紅/あか』・ホワイト『黄金/きん』の両方ある リリエーナ命名)

・トローメロの泡ジュレ蜂蜜飴細工(グレフルババロアの蜂蜜飴細工載せ)

・ベルモーロフ/コンビーフ・チーズ・ザワークラウトを挟んだライ麦パンのホットサンド(ルーベンサンド)

・パルゥクル/泡立てた卵白が入った生地の薄焼きパンケーキにラタトゥイユのような煮込みを挟んでを半円にたたんでくるむロンデェエストの料理

・蜂蜜パルゥクル/パンケーキに蜂蜜バターを染み込ませてあり、ジャムを挟んでいるスイーツ

・辛根菜/からねな(ホースラディッシュ・西洋ワサビ)

・香味種/こうみだね(コリアンダーシード)

・風蝶の実/ふうちょうのみ(ケッパー)

・生絡/せいらく(フレッシュチーズ)

・乳酪蘇/にゅうらくそ(リバレーラ産の水牛製チーズ 蘇、醍醐に似ている)

・甘水果/かんすいか(梨 似豊水 ミューラ北部原産レナンタートで栽培)

・堅玉黍/かたたまきび(フリントコーン・デントコーン)

・柔玉黍/やわたまきび(ミトアーレ産・スイートコーン)

・辛瓜/からうり(黒っぽいが青唐辛子 *神泉辛瓜の方が緑色)

・冬長葱/ふゆながねぎ(ウァラク産・似深谷葱)


・紫朴樹/むらさきほおじゅ(似ホオノキ)

・天覧花/てんらんか(曼珠沙華と同じ形だが黄色からオレンジ色の花 『Lycoris』の綴りの方のリコリス)

・衫/さん(スラックスタイプのズボン)

・乗衫/じょうさん(乗馬用の太腿部分にプリーツが入り膨らんでいるズボン 軽衫)

・袴/はかま(行灯袴 伝統的なスカート)

・広袴/ひろはかま(胸のすぐ下にベルト部分が来る伝統的なフレアースカート)

・円袴/えんはかま(胸のすぐ下にベルト部分が来る伝統的なサーキュラスカート)

・重袴/かさねはかま(胸のすぐ下にベルト部分が来る伝統的なプリーツスカート)

・腰袴/こしはかま(ウエスト部分にベルトが来る若者に流行のスカート)

・中衣/なかころも(ブラウス)

・赤尖晶石/あかせんしょうせき(レッドスピネル)

・金緑石/きんりょくせき(アレキサンドライト)

・辻書箱舎/つじしょばこしゃ(私書箱を集めた建物)

・重要書簡書類便(書留郵便)


*タクト命名・作製

突風ラファールさん:かつて詠唱による魔法発動の研究をしていた皇家の傍流の女性。名前の記載がなかったための仮称。

・モツァレーラ:皇国語で『引っ張る』の意(水牛製のモッツァレッラチーズ)

・パティーグ:皇国語で『寄せる・纏める』の意であるパテーから(ハンバーグ)

・オムレット:ロンデェエストの半円焼きパルゥクルが元になっている全卵使用の卵料理でパンケーキに鶏肉などを入れて挟む

・パンナ・オムレット:ホイップクリーム入りのデザート(オムレット)

・柑橘辛子粉:赤唐辛子に乾燥させた柚子・柑皮などを混ぜ込んだもの

・暦帳:年間スケジュール帳

・硝子粒加工:ビーズ印刷

・遊文館景品:野菜徽章(人参・赤茄子)魚徽章(鯛・鰆)粘土ミニチュア(馬・牛・羊)

・配達用荷鞍:鞍の上部を平らにして荷物を入れられる箱を載せた蓋付きのもの。スライド式引っ張り金具で荷を引き出せる。

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