演劇漫画について
荒川 麻衣
アクタージュと推しの子の違いについて
眠る前に推しの子を読んだ。コメント欄読んだ。
寝る前にブチギレた。
アクタージュに似ている、みたいな、コメント多数。
これから先、アクタージュについての悪口と場合によってはアクタージュ好きなファンを傷つける文言が含まれています。
炎上こいやぁ
若手俳優でアクタージュ好きな人二人知っていてどちらも好きだから傷つけたくないんだよ。
でなけりゃわざわざカクヨムで書かないよ、ツイッターで書くよ。。。
アクタージュ、発行停止処分がかかったあと、慌てて店頭在庫分で買える分と、古書店で買える範囲まで買ったわけ。
結論からいえば。
はい、ここから先悪口です。
「珍しくもなんともないけど、
20年前を知らない若い子には
新鮮かつ面白いんだろーなー。
蜷川さんが死んで結構経つし、
蜷川幸雄が生きていた時代を
知らない、現役バリバリの
とがった演出家を知らなければ
あーゆーの憧れるんだろーなー。
20年前はアレが普通でしたが。
茅野さんは優しい方です。
稽古場から出て行け、と役者に言うなんてむちゃくちゃ優しいじゃん。
わたしの知っている演出家、
あまりにもできが悪過ぎて
稽古場から消えたことがあったんだよ。
しかも、そのまま追いかけなかったら、
『なんで追いかけてこない!』って言ってきたんだよ。
1997年は、それが普通だったのかわからない。。。
むしろそこしか知らないから本当に
他がどうだったかわからん、
これ読んで気になった人は
1997年に芸能界にいた人にたずねてくれ。
ちなみにそんなこと言った演出家、
1999年に久しぶりに会ったらかーなーり丸くなっていたから、
たぶん1998年になにかあったんだな。。。
中学受験で抜けていた1年の間に
業界が変わっていたのかどうかも
わたしは知らん!!
唐橋充さんならわかるかなレベルの古い話だよ!
1997年がどんな年かって?
少年社中の結成年だよ!!
試しに個人的に聞いてまわりたいもん、
末満さんとかさー、西田シャトナーさんとかさー、
上の世代が読んだアクタージュ感想!
わたしと同じ答えが返ってくるかどうかは知らんが、
あんな演出は1997年当時は
珍しくもなんともないから!
2020年だと一周まわって新しいだけで。
推しの子について語れと?
アクタージュが取り上げているのは
アングラだし、方向性はどちらかというと、串田一美さんとか蜷川幸雄さんとかそっち方向じゃね?
推しの子は、子役スタートだからなー。。。
正確に言うとデビューしたのが
確か赤ちゃん時代という。
アクタージュは高校一年生からのスタートだから、
始めた年齢の違いってえぐいんだよ。
個人的には全く自覚してなかったんだが、
どうも大人になってからキャリアをスタートさせた芸能人のラジオ、
具体的にはキュウレンジャーのサソリオレンジを演じた岸洋佑さんのラジオと、
あとたまたま月曜日に聞いたもぐラジでの植田圭輔さん、高本学さん、ゲストの北村諒さんが出た回聞いたんだけど、
どうも大人、植田圭輔さんは確かデビュー当時高校生だったのかな?
岸洋佑さんは初舞台が確か19歳?
自分は元子役だし、初舞台が11歳だったし、大人の役者さんと共演することなく卒業しちゃったんだけれど、
どうも子役スタートの役者さんと、
大人になってからスタートした役者さんとでは違いがあるらしくて。
その微妙な違いが、アクタージュと推しの子の違いなんじゃないか、
って個人的には思っている。
ちなみに個人的には、推しの子もアクタージュもどちらにも良さがあって好きなんだが、
リアルだと感じるのは推しの子。
アクタージュは子役時代に耳タコの話が多いので
『それ23年前に聞いた』という
どこぞのベテラン俳優か、
みたいな感想しか出てこない。
ちなみにクソ長く書きましたが。
最後に一言。
舞台経験者でもない、
舞台に立ったことがない連中に
何がわかるんだよ、
23年前の現場知らねー若造が
いろいろ言ってんじゃねーよ、
とは言いたいが、
結局のところ、
蜷川さんが生きていた時代を
知らない若手に何言っても
通じないと思うし、
わかったつもりになっていても
困る。
同じ空気を吸わないとわからない
ものってどう考えてもあるんだよ。
今の若い子が気の毒に思うのは、
わたしはギリギリ間に合った世代で、
演技に悩んだとしても
テレビをつければ夏八木勲が
生きていた時代だから、
確固たる正解があって、
その時代に一緒にいた人間なら
わかる時代の空気を吸っていないから、
正解がない、お手本がない中
手探りで演技に、芝居に向き合わなきゃならないから
大変だと思う。
去年1年間、わたしはゆるふわで
朗読のワークショップに参加したけど、
久しぶりに参加したら、
結局、蜷川さんがいないから
正解がわからなくなって、
なおかつ、夏八木勲が亡くなったから
そう言う、大御所、大先輩の
背中を追っかけたり見るだけで
得られたなんとなくの道が
見通せなくなって最終的に
長谷川一夫の真似して乗り切った
から、
今の時代、コロナ禍ということを
差し置いても名優なき時代に
芝居を続けるのは、
父親がいないまま育つことに等しい。
そんな中で芝居の世界にいるのは
業だと思うんだ。
長々と書きましたが、
こんなウザい人間が書いた長い文章のことはとっとと忘れてください。
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