自分を優秀だと勘違いしたあらゆるてめぇたちへ

華瑞狡狡

前書きに代えて「かつて天才だった俺たちへ」

 かつてもひったくれもない。俺たちも、てめぇらも天才だったことは一度だってないんだ。悔しいよな、泣きたいよな。

 俺たちには向いてることと向いてないことがあるけど、上を見上げるとキリがなくて、下を見渡すとなんとか呼吸ができる。自分の横を見ると、うわっ気持ち悪って同族嫌悪で逃げ出したくなる。


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