熟睡

バブみ道日丿宮組

お題:悔しい嵐 制限時間:15分

熟睡

 まるでそれは嵐の到来を意味してるかのようだ。

 ジェノサイド・ストーム・サンダー!

 情景をそんなかっこよく思って意識してみても、

「……うーん」

 部屋の汚さは改善されない。

 部屋の主がそもそも動いてくれない。

 んーだとか、あーんだとか、たまに声を発するものの床で眠るのをやめてくれない。どうしてこんな服や、ゴミや、リモコンが散らばったところで生活(熟睡)ができるのだろうか。

 そんなことをいざ聞いてみても、使いやすいところに置いてあると回答をもらったものだ。

 つまり、改善の余地はない。

 あまりにも起きないので、主たる彼女を揺さぶり、胸を揉んだり、陰部に指を突っ込んでみたり。

 いずれも反応はなかった。

 いや……さすがに陰部になにか入ったら気づくというか、困惑ぐらいするでしょ! いっそのことをアナルに指を突っ込んでみようか。

「……それはないな」

 万が一、この部屋で漏らそうものならば、掃除するのは自分だ。なら、そういったことを避ける必要があるのだが、

「……濡れてきてる?」

 陰部を指で抜き差ししてると、次第に愛液が溢れだしてきてた。

 顔を見ると、若干赤身が増えた気がする。よだれも垂れてきた。

 ……ひどい顔だ。

 さすがにイったら、起きるだろうか。

 そう思い始めると、愛撫をやめることができなかった。

「……君が悪いんだからね」

 胸も露出して吸引する。母乳が出てくれれば、僕も楽しく毎日を過ごせるのだが、彼女からはでなかった。着床の可能性がほぼ0という体質なら仕方のないかもしれない。

 だからといって、毎度中出しする僕もどうかしてる。

「……起きないなぁ」

 勢いよく愛液が陰部からドバっと出ると彼女は一瞬痙攣した。

 おそらくいったのだろう。

 それでも彼女は起きなかった。

 さすがに寝てる彼女を犯す(陰茎を挿入)のは、面白くないのでやりたくはないが、こんなにも膨張したものを放置して我慢できる自身はないので、

「起きてるよね?」

「すーすー、ぐーぐー」

 わかってしまったことを口にする。

「あんだけやって起きないことなんてないものね」

「ぐーぐー、すーすー」

 じゃぁ遠慮なくと、ぱんつを完全に脱がそうとしたところで、

「ちょ、ちょっとまって!」

 静止がかかった。

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熟睡 バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

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