常人による幻想的な異世界物語
@hayato0414
プレフェス
ーーー少しづつ意識が戻ってくる。
目を開けると真っ暗で何も見えない。ただ、少し前のことは覚えている。
だか、記憶の場所と今いる場所は、全然違うところだった。
ーーー『こつ、こつ、こつ』
うっすらと音が聞こえてきた。
その音はだんだん大きくなっていき、自分の方に近づいてきてるのがわかった。
今の自分の状況と暗闇でいい状況では無いとわかった。
急いで逃げようとしたが、手足が動かない。よく見ると、モヤモヤした黒色のものが手足に巻きついていた。
ーーー『こつ、こつ、こつ』
危険を感じ、何とか抗ったが、全然離れる気がしない。
この間に、足音のような音は、だんだん大きくなってきた。
何とか逃げようともう一度外そうと思った。
ーーー『。』ーーー
突然足音が消えた。
嫌な予感がして足にあった視線をあげると、そこには、黒い服、黒いズボン、更には黒いフードを被っていて、顔すら認識できなかった。
「やめろ」と声を出しても、耳には入ってこない。音が響かなかった。
そして、目の前にいた全身黒色の人が自分の心臓ぐらいの場所に手のひらを向け触れてきた。
手をはらおうといたが、手足が動かない。
触れられてから数秒後に、その箇所から激痛が走り、戻りかけてた意識がまた薄れていく。
常人による幻想的な異世界物語 @hayato0414
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