風吹けば日々日記
桂
毎日の幸せを求めて
エッセイなんて何を書いてもいい。
そんなことなら簡単だと思い筆をとる、もといスマホを握り今に至る。
つい先日、わたしは遅い夏休みを貰った。お盆の繁忙期もコロナのせいで幾分楽にはなったが、相変わらず忙しい時期がつづくもので、結局いつもと変わらず盆明け8月末の夏休みとなった。
平日は6時に目を覚まし、7時15分に家を出る。休みの日には特に予定もなければ8時までは目を覚さない。夏休みの期間も例に漏れず8時過ぎに目を覚ました。
あぁなんと幸せな時間なんだろうか。毎日こんな時間に起きれたらなんて幸せなんだろう。
その時、ふと頭によぎったのは普段の私は不幸なのではないかという考えだった。
あれ、私は今とても幸せな気持ちだったのに。その気持ちはついさっきの出来事に変わり、心の中は嫌な気持ちで溢れてしまった。
幸せを定義してしまったら、そこに今至っていないと感じた時点で人は不幸な生き物になってしまう
なんという事でしょう。こんな風になりたいな、こんな生活できたらなと言葉にしたら、そこにいる自分と比べてしまう。ああ、この人みたいに可愛くなりたいな、なんて思ったら最後、本当に不幸になってしまう。
現実はそんな事ないのかもしれないけど、朝から一度考えてしまったこの思想を拭うこともできず、その時はただただ不貞寝のごとく布団を被り二度寝した。
寝たら忘れるだろ
たしかにその時は忘れていたが夏休み終わり1週間後、ふとした時に思い出してしまった。
人間が幸せになる方法は実は嫌なことを忘れることなのかもしれない。
大切なことは忘れずに。
でも、大切なことほど忘れてしまう。ままならぬ人生、これからも悩み生きていく覚悟だけはしていこう。
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