ベッドの上のあなたへ

むねかた

プロローグ

今、私は白い制服に身を包み数珠を握りしめ、淡々と流れるお経が耳を通り過ぎるのを待っていた。

目の前には大好きだったひいおばあちゃんの写真が黒い額縁に納まれ飾られている。

私は親族に当たるため前から3列目の席に座っていた。

周りの親戚がみんな喪服に包まれている。中からすすり声も聞こえた。


私は今までのあなたの体温を忘れないだろう...

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