第4話 チロとルル②
今日は勉強会もない日で、チロとアンリと3人で遊ぶ事にした。
「行くぞ!チロ兵士!アンリ兵士!」
「あい!」
「ねぇーあんた達これしかないの?」呆れるアンリ
「口答えをするな!いいか!今日こそは奴を倒すぞ!」
「まけまちぇん!」
「…はい」
また匍匐前進で進む2人の後を普通に進むアンリ。
「辛いが今が耐える時だ!眠ったら死ぬぞ!」
「あい!」
「何処にいる設定?雪山なの?」
また草むらを掻き分けると標的が眠っていた。
「敵は寝ている。瀕死の状態だ!チロ兵士!今度こそいけ!」
「いきまちゅ!」チロがパチンコを構える。
「卑怯だな」
「アンリ兵士!戦場に卑怯も糞もない!」
「はいはい」
チロは一生懸命に力を入れる。
ぷぅ
「……チロ兵士」
「すみましぇん!おにゃらでしゅ!」
ルルとアンリは笑いを堪えるのに必死だ。標的も笑いを堪えている。
チロは周りを気にしないでまたパチンコを構える。標的に狙いを定めると手を放す。だがやはり結果は前回と同じでした。
「…チロ兵士!当たったぞ!見ろ、敵が震えている!」
「やりまちたー!」
「無理矢理だね…あれ笑ってるだけだよね?」
「よし!直接攻撃だ!突撃ーーー!」
「とちゅげきーー!」
2人は手に剣のオモチャをもち襲撃をかける。すると寝ていた標的が剣を華麗に避けていく。
「お前ら声がでかいんだよ!丸聞こえだよ!」
「くっ卑怯な!チロ兵士!アンリ兵士の仇だ行けー!」
「かちゃきだー!」
「私死んだの!?」
標的ジョンさんはこれまた笑いを堪えながらチロの攻撃を避けていく。
「くそ!チロ兵士、戻れ!」
「あい!」
ルルはポケットから最終兵器を取り出そうとするが気付いたジョンさんが必死に奪う。
「これは絶対使わせねーよ!」ジョンさんどや顔で笛を奪う。
「ここで終わるのか…なんてね!チロ兵士!」
「何!」
ルルの後ろでチロがポケットから出したのは笛だ!チロは思いっきり笛を吹いた。
ピーーーーーーーー!ピーーーーーーーー!
すると何処からともなくちび達が一斉にジョンさんに飛びかかる。
「何なんだ!その笛はーー!」
「よくやったチロ兵士!これでアンリ兵士は報われるだろう!」
「報われないわ!何で死んでんのよ私!」
「よし!何か食うか!」
「クッキーがいいー!」
今日もいっぱい遊びました!次回から通常の話に戻ります!
すみません!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます