前代未聞の体育祭!?


「えー、本日はここ小鳥遊学園の体育祭に相応しいお天気とー」


体育祭当日、長ったらしい校長の挨拶を終えたあと礼をする。

髪(かつら)をおさえて。



どうやら校長も学習したらしい。

親戚の子に怒られでもしたんだろうか。


「おじさんのハゲみっともない!見せつけないでよ!!」

とか。


やばい想像するとなんか可哀想じゃん校長。


うっかり涙ぐみつつ、次は五十嵐先輩の番だ。

これから障害物競走についての詳しい説明がされることになっている。

若干緊張するがこの説明では俺にも出番がまわってくる。




「まぁ、生徒諸君。長い話はこれで終わりとしよう。今回の体育祭は前代未聞ということで障害物競走が実施されている。不思議に思っていることだろう。これだけ学園が前代未聞などと騒いでいるのになぜ昨年と同じ催しなのか。」


ざわざわとグラウンドが騒がしくなってきた。

よし、この中に飛び込むのは少し緊張するけどー、いけっ!!飛び込め紺野秋っ!!




「そこで紺野くん、説明を頼む。」


姿勢をしゃんと張り(自分ではそう思っている)1ーAの学級カラー赤色のはちまきをキリッと身につけて(自分では……)マイクへの1歩をしっかりと踏み出(自分(以下略))



しっかりとツンのめったあとこほんっとわざとらしく咳払いをする。

少しの嘲笑なんか気にしない。

結構でも気にしない。気にするな……秋!



「はい、では本競技大会の種目を説明しましゅね。

まずは定番の4種目

○100m走

○走幅跳

○走高跳

○HRリレー でしゅね。


そして、例年は最低2種目は行っている生徒会考案競技。

今年は……全員参加また1種目のみと致しゅます。」



ええええええええええええ!?

わぁぁぁ!?

くすっ。


と騒ぐ声が聞こえるけどなんか喜んでんのかかなしんでんのかわからんな。

あと最後のやつ数十名!

俺が噛んだこと笑っだろ、後で覚えとけよ。




「直前まで準備を進めるため、グラウンド右は危険ですのでウォーミングアップ等には使用しないでくださいね。

ルール・種目の詳細は追って説明致します。」


「うむ、そういうことだ。みんなでこの前代未聞の体育祭楽しもうではないか!」


「わぁぁぁぁぁぁ!」


今度はちゃんと歓声だ。

よかった、俺たちが考えた競技はやっぱり前例が無さすぎて不安だったからな。


校長がなにやら震えながら了承してくれたのも大きかった。






よし、この体育祭勝ちに行くぞっ!!!



♪。.:*・゜♪。.:*・゜٭•。❁。.*・゚ .゚・*.

本日はこれで更新完了でございます!

秋が五十嵐 航太先輩を、航太先輩呼びから五十嵐先輩呼びに変えたので結構ミスあるかと思います……!

指摘していただけると、幸いです〜。


本日も多くのPV・❤・コメント・🌟

本当にありがとうございました(*´˘`*)♡

励みになっておりますー!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る