第210話 同情なのか脅されているのか
「僕は何も見ていなかった」
「駄目じゃ。共犯になって貰う。のう、コボルト族が大同盟から抜けたら陸上戦力の一角と死の王対策はどうなるじゃろうなあ?」
「脅迫ですか?」
「ちゃうちゃう、私やはリリウムの子供が見たいんじゃ」
いや、脅迫だよ。
「ルクス卿の子供はどうしたのですか?」
「お父様とお母様は城塞都市防衛戦で殉死しました」
「一時期、べリアスの阿呆が私やが弱った時に侵攻してきてね。長の代行じゃった二人は万の兵を退けたのじゃよ」
「そうだったんですか……」
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