第204話 参議の方々への説明

 うーん、我ながら恐ろしい力を手にしてしまったものだなあ。メランコリアさんはその辺りをどう考えているのだろう?


「フ、ファルマコ殿?」


 グノーシスが僕の雰囲気が変わったのを視てうろたえている。確かに説明しないといけないね。


 僕はことのあらましを参議の人々を集めて説明した。


「な、なるほど、アダムの末裔がなぜこの世界で崇拝されていたのか判ったわい。最古の種族と契約すると強大無比な力が手に入るとはのう」


 グノーシスとてまだ落ち着かない。他の諸王も同じだ。


 ただ、ファウストだけがぐったりして疲れた様に蜂蜜牛乳を啜っている。

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