第202話 奇跡使いは不味いでしょう

「ほほう」


 ルクスが感心した様に待ち構えていた。


「さすがはアダムの末裔様さね。私らが幾十年もかけて造り上げた魔法を軽々超越するのさね。さしづめ奇跡使いってところかねえ」


 それは伝説のライトノベルの盗作になってしまうから止めて欲しいところだった。


 尤も本家本元は奇蹟使いと呼称していたが。


 うん、奇跡使いか。悪くない呼称だ。アダムの末裔として崇められるのも嫌だけど、奇跡使いならどうかな?

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