第184話 疲労困憊のところにすみません
「なんだかみんな仲良しじゃなくなってるの」
不和か。最初の情報でコボルト族は死の王に共鳴を見出してしまったかも知れない。
結果、ルクスの求心力が落ちている。
ドラグーンも積極的ではない。最古の種族だから虚飾の神に従うのは拒否するだろう。
となるとファウスト不在の間でやることは。
「やれやれだよ。アーサー夫妻を連れて城塞都市まで行くしかないね。その後は登山か。本当にげんなりだよ」
旅の仲間達を呼んで満身創痍のファウストの元を訪ねる。事情を説明するとファウストは肯いた。
「では、我の転移魔法を使う。コボルトをまとめ、ドラグーンを説得してきてくれ」
まあ、ドラグーンも真性のクリストティノスの言うことなら、と彼は呟いて魔法を発動する。
景色が変わる。
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