第158話 徐々に明らかになる戦略
「ファウスト卿。ソドムの資源はもしかして」
「言わずとも知れたことよ。屍兵が製鉄所を動かし、強大な兵器に着手しているだろうなあ。ドワーフの大砲が生温く感じる程の兵器をな。火薬の知識を持っていれば尚更だ」
火薬。
おそらくビザンツ帝国がギリシャ火と言うものを古来の時代から持っていた。今思えばそれは火薬だったのかも知れない。製法が最期まで秘密にされていたから判らないけど。
現代の火薬の起源は中国の辺りで発明されたと聴いたことがあるなあ。
「いざとなったらアロンでも使うか?」
「味方の犠牲も生みます。判断は慎重に」
「ちかにひこーきあるみたいだねー」
「本気で?」
「ウリエルはうそつかないよー」
確か、メランコリアさんは理系だった筈だ。航空技術も学ぼうと思えば学べたかも知れない。
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