第6話 ふたことひとりごと

 前ページが3000字近くなったので新しく作りまーす。

 3〜5ページめは隠してまーす。

 完全にひとりごとなので面白くはないでーす。笑


 先日の午前中に、すっかり足が遠のいて半年ぶりくらいの場所、をお散歩してきました。

 良い天気で、風はまあちょっとあったんだけど、背中に当たる陽射しが良い感じに柔らかく暖かくて、気持ちのいいお散歩ができました。

 毎朝おばあちゃんが外の植木に水やりをしていたおうちが、重機で木っ端微塵にされている真っ最中だったり、火事のあと放置されていた場所には新しく知らない家が建てられていたり、平日の午前中だったからろくに歩いてる人もいなかったり、なんか、なんっちゅうか、ああもうここは、わたしの知ってる場所ではなくなるんだな、と思いました。

 道は変わらないし、踏みしめるアスファルトの感触もよく知ってる。そこからそこまでの直線にどれくらいの時間がかかるかも、一本隣の道になにがあるかも知ってる。

 なーんも変わらないんだけど、でも、ここはもう、違うんだなあって、なんとなくそう思ったんですよ。

 寂しいとかは思わなかったけどね、なんか、はっとした。


 学校から帰った下の子くんに、「お母ちゃんなんで今日優しいの?」ってにこにこしながら聞かれて、慌てて「そんなことないよ、普通だよ」って返したんだけど、それはね、さっきまで期間限定のハーゲンダッツをこっそりひとりで食べて後ろめたい気持ちでいたからだよ。美味かった。


 『SUPER RICH』っていうドラマ観てたら、2話でなんかイケメンの過去みたいなシーンがあって、自分が今書き溜めてる佐伯くんを体現したような見た目が出てきて大興奮した。黒髪短髪銀縁眼鏡。こーれーこーれぇ〜!! っつって。笑


 You Tube観てるけど、くりえみちゃんが可愛い。


 爪を切りなさい、引っ掛けたら危ないから。

 と、小学生に諭される。


 まっすぐ前だけを見ていてはいけないのです。

 きょろきょろする。あっちもこっちもきょろきょろしてよく見ながら歩くのです。隙間を覗き込んだり、しわを伸ばしてみたり、少し離れてみたり遠回りしてみたり、同じところでぐるぐる回ってみたりして探すのです。

 「よいこと」を。

 「よいこと」は、そこらへんにきれいに飾られていたりはしないのです。

 探さなきゃいけない。いろんな色かたちの、いろんな重さの、いろんな種類の「よいこと」があって、自分がほしいものとひとにあげたいものとちょっと理解できないものとかいろいろあるから、いろんな「よいこと」を手にとってみるのです。

 触ってみたら意外と気に入ったり気に入らなかったり、嫌がられたり汚れたり痛かったりするかもしれないけど、でもそれも結局「よいこと」だから、探したほうが得なのです。

 なにもしないでただそこに見えるものだけを見て、自分が見たいものだけを見て、「よいこと」を探さずに不幸に浸っているのは楽なのです。気持ちがいいのです。だってなにもしないから疲れないから。

 わたしはそれは、醜いと思う。

 別に醜いのを悪いとは思わないけれども、探して探して探して探して、傷だらけになってぼろぼろになってベトベトに汚れたほうが、美しいとわたしは思う。

 わたしはそっちのほうが好き。


 声出して笑うのって大事なことですね。ストレス飛ぶわ。まあちょっと、笑いすぎてほっぺと腹の筋肉が痛いけどね。気持ちいい痛みだからいいのです。


 金木犀のよいかおり〜。


 お買い物カートのさ、手で持つところあるじゃん。あそこが、触ったときに前の人の体温残ってて温かかったりすると、なんとなくハズレ引いたような気持ちになってしまう。


 ああそうか。わかった。「寂しい」だ。

 わたしは、寂しいのか。

 やばい、泣きたい。

 でもこの涙はあんまり好きじゃないから泣きたくない。

 寂しいか。そっか、なるほど。

 こういうとき、名前を当てはめるって大事だな。糞が。


 ムリシナーイ。ムリシナーイ。いま頑張らなくてももうちょっとあとでも大丈夫だから、今はムリシナーイ。大丈夫。大丈夫大丈夫。

 ヨーグルト食べたい。

 急に雨降ってきたから張り切って布団干そうとか思わなくて良かった。

 いやなことばっかりじゃない。大丈夫。

 ヨーグルト食べたいけどヨーグルト買いに行くのは面倒くさい。

 できないときはできないしできないもんはできないんだもん。

 取り敢えず舞台女優はやっぱ無理かもな。離婚したくなっちゃう。

 取り敢えず今月は、やりたいことだけをできるときにやろう。そんだけでいいや。


 予定って、ひとつ詰まると全部詰まるよね。せっかくメンタル回復したのに今度は時間が取れない。

 ひとりになれなーい!! つーらーい!!

 エッセイ書きたいし佐伯くんにも手ぇつけたいけどそんな余裕が無え。ヨムヨムもほとんど全部無言読みしてしもうた。

 ねーむーい、駄目だわこりゃ、眠いわ、もう寝るしかないわ。

 取り敢えず忘れるからエッセイは香水のはなしメモ。


 11月のあたま頃に、22日はいい夫婦の日だ、俺たちは、いい夫婦? とにこやかに尋ねられ、でもわたしはそれに頷くことができなかった。いい夫婦だろうか。わからなかった。正直今も素直には頷けない。不満があるのはお互い様だ。諦められるときと、余裕がなくて諦めてやれないときがある、お互いに。少なくともわたしにはそういうところばかりが目につく。

 俺が何をしたっていうんだ。いつもそう思っているのだろう。何をしたからではなくて、何もしないから不満なのだ、と、何度も何度も話し合って、その度にひと月も経たないうちに忘れられてしまう。向こうにとっては所詮その程度だ。夫婦なぞ、と鼻で笑いたくなってしまう。

 それでも、寝る前にふたりで静かにホットのスティック紅茶を啜っているとき、まあいいか、と思う。

 この瞬間だけを、いい夫婦、と切り取ってもいいような気がした。


 そういえばさ、随分前から気になってることがあるんだけど、うちの近所にちょっと大きな交差点があるのね。その交差点をさ、赤信号のときにパトカーがサイレン鳴らして右折するんだよね。なんか追っかけてんのかな〜って思ってたら、右折終わったらサイレン止めてそのまままっすぐ、何事もなかったかのように行ってしまうんだよ。これって、わたしの目から見たら「ズルじゃね?」としか映らないんだけど、なんか意味があるんだろうか。


 最近寒くて、今日は特に体が動かない。家事もちんたら、ご飯ももそもそ。やらなきゃいけないのはわかってるんだけど、どうにも動けないのよねえ。買い物も行かなきゃいけないんだけど、行きたくなーい、だって寒いもーん。

 あったかいプリーツのロングスカートが欲しいなあ。誰か買ってきてくんねえかな。今日はお客さん来るからちゃんと着替えとかなくちゃ。掃除機かける、がんばる。布団をきれいにしてみせる、がんばる。ご飯ちゃんと食べる、がんばる。よし。


 こないだ下着買ったんだよね。最新デザインのやつ。お高いのを買ったんですよ。そんで、デザインが本当に可愛くてね、おっきな花がついてんの。買ったやつの他にも同シリーズで違うデザインがあるらしかったから、夜中にネットでちょっと見てたんだよ。そしたらさ、翌日から広告がその下着ばっかり出てくるようになっちゃってさ、いや要らんし、もう買ったし。お高いからそんなに何セットも買えんし、とちょっとうんざりしているのです。ちなみにサルートです。検索したら目の保養ですよ。めっちゃ可愛い。

 正直上は買ったのとは別の型のやつにすれば良かったってちょっと後悔しているんだけれども、おぱんつはやっぱりお高いのがいいわ。全然違うわ。

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