応援コメント

第9話 後悔しても」への応援コメント

  • 何やら不穏な予感が……。

    今回も実に考えさせられました。
    自分の存在は、これまで出会った人と、これから出会う全ての「自分を認識する」人の数だけ存在します。
    それぞれの接し方によって役割も変わります。

    友人、聖人、恩人、家族、敵役、モブ……。
    死んでしまった時、それぞれの立場で感想も変わる。

    今回の事でアレクは、自分が自分一人ではない事に気付けたのかもしれません。
    自分の死は、関わった全ての人の中にいる自分の死。
    喜ばれるたり、悲しまれたり、何とも思われなかったり。

    でも、それを推し量る術こそが、この世に関わる事。生きる意味であり、生きた証になるはずです。

    作者からの返信

    どれだけ仲が良くて、どれだけ分かったつもりで居ても、意外と「え? そんなこと考えてたんだ」なんて驚くことってありますよね。
    結局他人の思考を正確に覗き見ることはできないので、私たちはただ、考え続けることしかできません。

    創作で敵役に「敵にならざるを得なかった」泣けるエピソードがある物語って、結構「その設定、邪魔」と言われがちですけど……私は割と好きなんですよねえ。
    意味もなく敵になるただの快楽殺人者も良いんですけど、まともな感情や葛藤があれば、より深く楽しめるというか。

    アレクはこれからも、頑張って考え続けると思います。