第4話:運営が怒っていましたね

 カクヨムのコピーサイトが現れましたね。


 アクセスしてはいけませんよ運営がそうお達しを出しましたからね。


 そこでカクヨムコピーサイトを見たらどうなるかについて書いてみましょう。


 いいですか? 私は決してアクセスしたわけではありません!


 ただそういったサイトにアクセスをしてしまったらどうなるかなー? という思考実験です。


 以上、大事なことですよ! コレから書くのは仮定の話であって私はカクヨムに何が起こったかなど知りません。


 さて、とにもかくにもTwitterで運営様が怒っていらっしゃりましたね。絶対にアクセスしてはならないと、言っていました。ここ大事ですからね? 決してTor経由で仮想マシン上から! はいここ大事!


 そしてネット上の騒動から察するにコピーサイトは何らかの方法でカクヨムの小説データを引っこ抜いたのでしょう……詳しいところは分かりません。何しろカクヨムは公式でAPIという第三者がアクセスしやすくするインターフェースを公開していません。


 ときどきスマホのアプリストアでカクヨム対応のものを見ますね? アレは公式アプリ以外はWEB経由で表示しているはずです。要するにカクヨムとしてもブラウザ(iPhoneならsafari、AndroidならChrome等)でのアクセスと区別の付かないアクセス方法だと遮断するのに情報が無いわけですね。


 コピーサイトのスクショが貼られていたのは見ましたが、おそらくカクヨムがクラッキングされていると言うことは無いんじゃないかなあと思います。


 何故そう思うのかと言えば、カクヨムはHTTPSで普通にアクセスできるからです。


 平たく言えばコピーサイトとしても不正アクセス禁止法を破ってわざわざサーバーをクラッキングするよりもスクレイピング(WEB上のページを収集する方法)を使った方が明らかに安全ですからね。


 私の私見を述べるなら、対策はできるし、この方法をとられると別の小説投稿サイトでもコピーすることが可能、ですね。


 カクヨムが怖いので作品を下げましたという方もおられましたが、理由こそ不明ですが最大手のNですらこの方法ならコピーすることができます。


 と強調したことについてはユーザーデータ(パスワード等)を盗むには何らかの不正アクセスが必要になるためただ単にページをコピーすることとは難易度が格段に上がるためです。


 ちなみに私は犯罪心理学者ではないのでこのコピーサイトが何の目的で作られたのかについて推察することはできません。


 浅い考えでもまともな広告収入を得られるほどスポンサーが付くとは思えませんし(わざわざコピーサイトに出稿するより公式に出した方がどう考えてもいいでしょう)、今回の騒動については運営様の対応に頼るほか無いというのが現状です。


 今回のことは対策が現実的には難しいのが現状だと思いますね。IPアドレスで弾いても違法サイトに明確な意志と悪意があればそれらは簡単に変更できます。


 これだけではコピーサイトへの不安をいたずらに煽っただけになるので一つ対策を提案しておくならドメインの差し押さえでしょうか。こちらは新規取得がやや大変なのと変更するとコピーサイトへの検索エンジンの順位が落ちるのがほぼ確定なのでやるならドメインを潰す方向がいいんじゃないかなあなどと考えています。


 建設的な提案は事実上不可能ですが、投げっぱなしも無責任なのでwhoisというドメインの保有者情報を検索してみました、こちらは公開情報でありネット上に接続できれば誰でも見ることができます。しかし海千山千とは言ったもので、ドメインの所有者情報は一切出てきませんでした。ここが確定していればいくらでも打つ手があるのでしょうが向こうもそのくらいの手は打っているようですね。


以上! カクヨムコピーサイトに関する考察でした。


え? whois検索でアクセスしてないのかって? whoisは偽サイトを保有しているサーバではなくドメインの所有者情報を持っているサーバへのアクセスなので偽サイトには関わらずに調べることが可能なんですね。ああ! もちろん皆様には推奨しませんしこの手の怪しいサイトは見ないアクセスしない、無視する、が一番の対策です、コレが今回の騒動について調べたところの可能性の一つになります。


 本当のところはコピーした組織(おそらく個人ではないでしょう)にしか分かりませんし、何を目的にしていたのかも分かりません。あくまで第三者があさい情報をたぐって調べた結果となります。

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