TSロリとセンシティブノーで知識が時代遅れな女神の日常
@sitanosasori
俺、せっかくのロリライフが女神に潰される
45歳で無職。
元々家庭環境のお陰で不足が無く親が働かなくてもいいと言ったから働かなかったが、そのせいか元々豊満だった体付きに拍車がかかり今では豚と言われてもおかしくは無いだろう。
家の外へは定期的に出ているが、帰ってくる時には手提げにたくさんのお菓子。
いつまでこんな生活が続けれるんだろなんて不安に過ごすが1年経つどその心配の無意味さに落胆する。
その日々に終止符が打たれることになるとは今日その時まで思いもしなかった。
キィィと言うかん高い音も鳴らない。
引かれそうな子猫もいない。
異世界転生物とか観ていると憧れもするがなんもなかった。
ただただ雲の上に1人立っていた。
それともう1人、女神かな?
「貴方は死にました」
簡易的、だが周りの状況から察っせる違和感。
「し、死んだのか?!!」
「えぇ」
「どうやって?」
「私が投げたレシートが頭にめり込んで死にました」
「はぁぁぁ??」
「そう落胆しないでください。ですからこうしてあなたの魂をここに留めてるんですよ?」
「あー、わかった異世界に持ってて無双体験させるんだろ」
「異世界?馬鹿なのですか?そんな世界ありませんよ。あるなら私が行ってます」
「で、なんなんだ?この世界を見渡す権利〜とか言う気か?」
「いえ、貴方の望みを叶えましょうと。この世界に再び魂を降ろしますが、生憎元の体には戻れません。そこで新しい体を精製して君臨させるのです」
「つまり、魂を新しい器に移すってことか」
「そうです、その器を選ぶ権利をあげると言っているのです」
「そうだな」
何がいいかな。少なくとも若い方がいいな。僕の大好きな少女達と同じ世代くらいの─────
「あの、6時間経ちましたが?」
「ブツブツ……ブツブツ」
「しょうがありませんね、貴方がしんに心で願っているものにしてあげましょう」
プツリと意識のチャンネルが切れる。
「あれ、ここは?」
「起きましたか?」
「たっく、少しくらい待てないのか?」
「それより学校に行きますよ?」
「は?」
ふと自分を見るとシャツとズボン。それと目の前にランドセル
「待てやゴラァ!!なんで俺がイッツロリータ?」
「貴方が強く願ってた事ですよ?」
「くっそぉ……いや待てよ。これなら合法的に少女達を───」
ん?!何故思考が止まる?!
「センシティブな発言は控えてもらいますよ?」
「くっ……」
そのままとぼとぼと家を出る。
どうやら一軒家のようだ。
それとスーツを着てる女神。
「今日は紫雨音ちゃんの転校式ですよ?」
「紫雨音ちゃんだれ」
「誰って貴方以外いるのですか?」
「ふぁー、ほんと勝手に進めるんだな……少しは俺の意見も」
「貴方がずっと見ていた近所の公園で遊んでいた少女の名前にしてあげたんですよ?」
「ぎっ!何故それを」
「そんなアホでもわかることは考えないでください。貴方は大人しく小学2年生を演じれば良いのです」
「わかったよ……じゃぁ最後にひとつ。なんであんた居るんだ?」
ロリになった事よりも気にかかる疑問
「保護監督官ですよ」
「ですよキリッじゃねぇよ!金さえくれりゃ1人で生活出来るってんだ」
「せっかくの可愛らしい姿を年齢にそぐわない醜い格好に変えてしまうのですか?」
「ひぐっ?!」
「どーせコンビニ等で適当に済ますでしょ」
「わかったわかった、ただ条件がある!」
「なんでしょうか?」
「ケータイとお小遣い」
「はて?」
「ケータイとお小遣いくれるんなら条件呑むって言ってんだよ!」
「はぁ分かりました。本日の転校が終わりましたら買いに行きましょう」
「絶対だからな」
学校に着くと軽い面接のようなものをされた。
「お名前は言えますか?」
「紫雨音です」
「苗字は分かりますか?」
「すみません、籍を入れたのが最近で新しい苗字になれてないようでして、私の方から紹介させていただきます、
「前の学校は何処でしたかな」
「前は南学校でしたが夫の転勤でこちらの東学校に移りました」
「ふむふむ、次はしうねさんについてききますよ」
「うっし」
「こら、返事はハイですよ」
「はーい」
「元気があってよろしい事で、先ずは好きな食べ物は何ですか?」
「ニンニクマシマシラーメンとアッツアツの───」
「よく聞こえなかったのでもう一度いいですか?」
センシティブじゃねぇだろ……
「豚汁と鮭の切り身あと白米とタクワン」
「随分と渋いですね、ですが和食好きはいい事ですよ」
「だろー、あぁどっか毎朝味噌汁を───」
「なにか質問ですか?なければ次の質問をしますが」
「な、無いです」
「次は好きな授業は何ですか?」
「保険体育!!」
キッ!と女神に睨まれたがセンシティブ判定はされなかった
「健康児ですね、先生はインドアだったので羨ましいですな」
こんなやり取りを数分続け女神が手続きをしている間クラスに行くことになった。
「私が担任の
「あ、あぁすまねぇな、授業中だろ?」
「いえいえ、本日は万年ちゃんが来るという事でホームルームの時間をズラしたんですよ」
と言っても分からないかと先生。
とりあえず愛想笑いで場を繋いだ。
「ここがあなたの教室、2の1よ」
扉の向こうは騒がしい。
転校生の話題で持ち切りなのだろう
ガラガラと先生が扉を開けみんなを静まらせる。
「はーいみなさん静かにね。今日から皆さんのお友達になる万年紫雨音ちゃんですよ」
パチパチと拍手喝采の中教壇に上がる。
「先生の紹介にあがった万年紫雨音です。以後お見知りおきを」
また拍手が鳴りそれからガキ大将が手を上げる
「せんせー!質問タイム!!」
「紫雨音ちゃん大丈夫ですか?」
「あぁ」
「じゃっ!俺から!彼氏とかいますか!」
「居ないよ」
「「「おぉ!!」」」
「好きな食べ物は何ですか!」
「和食」
やれ、好きなアニメはなんだ。嫌いなのま食べ物はなんだと校長と話したような内容を延々とはなし、ようやく席へ通された。
「ふぅ」
「やぁ、美しき方」
初っ端からナルシストの隣とは、悪運
「よ、よぅ」
「僕は、金上辰夫!あの有名な企業の一人息子さ! 」
「なんだよ……ただのなりき────」
なりきんもダメなのか?!バカにしてんだろ!
「ん?どうしたんだい?」
「紫雨音だよ、よろしくね」
「早速で悪いんだが今夜家に来ないかい?」
俺より先にコイツの発言を止めろ
「いや、遠慮しとくよ」
「そうか、残念だよ。また今度空いてる日があったら教えてくれ!誘うよ」
「はぁ〜」
「で、学校の方はどうでした?」
「お前さ、選ぶ学校間違えたな」
「どうしてですか?」
「家に誘われた」
「それはそれは」
「今夜うち来ないかとね」
「あらぁ〜ませてますね」
「そんなけか!センシティブどこいった!」
「あれは私がいる時しかなりませんよ?」
「いや、さっきバリバリかかってたんだが」
「まぁ細かい話は置いといてですね、ケータイでしたよね?」
「おうよ、わかってんじゃねぇか」
「そうですね、では近くのショップまで行きましょうか」
女神が目の前に亜空間を生成する
「あの、何してるんですか??」
「何って?移動する時はこれがべん……コホン。なんでもありませんわ。では行きましょうか」
「おまえ、戻ったら?ほんと俺より危ねぇぞ」
「いえ!安心してください」
「安心できねぇんだがなぁ……」
「ほら着きましたよ」
「たっくよ〜」
「いらっしゃいませ、御用件をこちらの電子案内板にて入力してください。係員が要件に応じて対応します」
入ると入口にはおっきめの板が置いてあった
「では、あれ、あれ?反応しませんね」
「んだよ、お前なんか変な事したか?」
「いいえ何も?」
「なら俺がやるわ」
女神に持ち上げてもらってポチポチと進めると紙がでてきた。
「4番の所だってよ」
「あそこですね」
「あのこれ紙です」
「はーい、えっと本日はお子様の携帯ですか?それとも奥様の?」
「子供用ですよ?」
「はい、では当店で扱っているスマホのリストですどうぞ」
カタログを受け取る
「へぇー、最近の携帯は折れないのですね」
「だよ、お前知らなかったのか」
「こら、人前で親にお前とか言うんじゃありませんよ?」
「わかったわかった、これはタッチして色々出来んだよ」
「ボタンがありませんが?」
「ボタンも表示されるディスプレイを触るんだ」
「指紋だらけになりませんか?」
「ならねぇよ、ってかフィルム貼るからさ」
「ネガフィルム?」
「もういいわ。ってか何?知らないの?なんにも」
「いえ、元々今の担当の子が急に実家の用事で私が代わりをしていたんですが、変わったのが一昨日で」
「おう、そうか。その久々で初めて殺人すんのか」
「しょうがないでしょ、あれは事故です」
「さて、てーいんさん、このスマホのブラックとフィルムはスリガラスタイプので、カバーは手帳タイプにして、それと専用タッチペン。プランはAで修理保証は、まぁ1年程度でいっか」
「は、はい。最近のお子様は詳しいですね」
「そうですよね、ほんと」
「では、商品の方お取りするので少々お待ちください」
「そういえばお前はいいのか?」
「そうですね、ではお店の方が来たら同じものを頼みます」
持ってきた店員がまた取りに行く。
「なぁ、一応当たり前の事聞くけど、金持ってきてるよな?」
「ありますよ」
「和同開珎とか出さねぇよな?あと小判とか」
「馬鹿ですか?カードくらい持ってますよ」
「ちゃんと中身確認したのか?」
「少なくとも国家予算5年分は常にありますけども?」
「お、おう。マシか」
「ならもう少し高めのでも良かったのか」
「十分でしょ?」
箱を開け目を輝かせる女神。
「嬉しそうだな」
「べ、別にそんなことないでよ?」
「とりあえず、これをこうしてこうだよ」
スマホを組み立てる。
と言ってもフィルムを貼ってカバーに入れるだけだが。
「おぉ!人の進歩は目覚しいですね」
「なんつーか俺の方が親だよなぁ」
「で!どうしたらつくのですか?」
「えっと横にボタンあるだろ?」
「あ!つきました!凄いですね!」
黒い画面がパッとひかり会社のロゴが浮かぶ
「初期設定?あの、これ触っても反応しませんが。故障ですか?」
「まさかとは思ったけどお前は触るタイプのディスプレイは扱えないな」
「そ、そんな!活気的な物が使えないのですか?目の前にあるのに」
「ほらよ」
「なんですか?ペン?」
「これはタッチペンって言ってな、それ使えば反応するさ」
「ほんとです!」
「あー、ほら設定手伝うから」
「なんかすいませんね」
「みて、まずこれをこうして〜でこうして」
「ふむふむ?この画面たくさん四角いのありますがどこに選択キーがあるのですか?」
「タッチするんだよ……そうすると開くから」
「わっ!なんか変な長方形が沢山出てきたわよ?」
「長押しじゃなくて軽くだよ」
「あ、開けました」
「で、この設定だけでもう18時になったけど。夜ご飯は?」
「も、もう少しだけ?」
「はぁ……わかったよ。あと少しだけだぞ。なら電話で出前でも取るか?なんか作る予定ならやめとくが」
「作る予定なので大丈夫ですが?それより早く機能の説明を!カメラとやらも使ってみたいです!」
「わかった、わかったから落ち着け」
「まずはこのマークをタップして~で〜だから~ってこと」
「詳しくは分かりませんが、つまりここのボタンを押すとカメラが撮れるのですね?」
「あぁ、カシャッって音がなれば完璧だ」
「お、押しても大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ……焦る必要なんてないから」
カシャッ!
「光った?!」
「お前撮って動画サイト載せたらそれだけで食ってけそうだな、全く」
「あの、撮ったのはどこに?」
「ここに枠あるだろ?そこタップして」
「ありました!これが初めてのカメラですね!」
どこを押したのか内カメになっていて、光に驚く女神とその後ろでやれやれとしている俺が写った写真。
「まぁ初めてにしてはいいな」
「ですね……そういえば携帯は壁紙で後ろの背景変えれましたがこれも出来ますか?」
「ここのこのボタン押して、で、この壁紙にを選んで」
「出来ました!ふふ、こう見るとほんとに母娘みたいですね」
「どちらかと言うと姉妹だろ。たっくよ、俺が元の体だったら姉妹ど────」
「あら、センシティブですよ?」
「やっぱそうなるよねぇぇぇぇ!!!」
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