　前回延命したマスの話。

　日持ちをさせようとオリーブオイルで漬けたのだが、ついでに味もつけてしまおうと市販のシーズニング「鶏の香草焼き」を混ぜてよく揉んだ。鶏用だが、こういうのは魚でもたいていおいしくなるので無問題。つけたのは消費期限ぎりぎりだったが、２晩寝かせても特に腹は壊さなかったので目論見は成功したと言えよう。

　やっぱりシーズニングでの味付けは間違いがない。ニンニクを筆頭に様々なハーブの香りは食欲をそそる。マスの柔らかい食感も損なわれず、上々の出来だ。酒のあてに大変良い。

　最後の1枚はパン粉焼きにした。オイル漬けなのでパン粉が油を吸って、ただ焼いただけでもフライみたいになるんじゃないかと予想してのことだ。卵なんかはつけておらずパン粉のみなのでフライらしいかと言われるとちょっと疑問だが、揚げ物らしくは仕上がった。外サクサク中柔らか。１番最後まで漬かっていたので、味も中までしっかり染みている。

　マスのレシピはほかにもいろいろあるらしいので、懲りずにまた半身を買ってしまおうかと思っている。