あんなのこんなのうまいもの

７９皿目 生姜ペンネ

　創作料理。どうしてこんなものを作ったのか、昔の自分を問い詰めたい。

　不味いわけじゃないのだ。おいしいと思って食べている。今でも好きだ。だが発想が若干狂っている料理だと思う。

　まずペンネをゆでる。個人の好みだが早ゆでタイプは薄っぺらく感じられるので、個人的には茹で時間はかかるけれども通常のペンネを推したい。８～１０分くらいの茹で時間を要求してくるやつ。歯ごたえがいい。ここまでは順調だ。

　ゆであがったらごま油を引いたフライパンで炒める。オリーブ油でなくごま油をパスタに合わせるあたり何がしたいのかちょっとわからない。

　そこに味付けとして鶏がらスープの素、そしてこれでもかという量のおろししょうが（チューブ可、大匙１強くらい）とあらびきコショウをぶっかける。しょうがが油で跳ねるので注意。そしてよく混ぜる。完成。

　よくもまあこんなにめちゃくちゃな味付けをしようと思ったものである。レシピを書いていて客観視できたが少なくともおいしそうではないし、こんなの思いついた自分が不安になる。酔って作ったのか？

　でもおいしいんだよなぁ……。

　しょうがを大量に入れるので多少苦みも出るが、酒のあてにはいい感じ。もし作ってみた猛者がいたら、おいしかったかどうか報告待ってます。