77皿目 豚汁
何を隠そう大好物。
具材にはさほどこだわりはない。豚肉と大根とにんじんは入っていてほしい。できれば玉ねぎも。それ以外はあってもいいしなくてもよろしい。おとうふ、こんにゃく、油揚げ。じゃがいももそれはそれで。
豚汁の何がいいって、油が甘い。豚の脂身から染み出た脂が汁の表面でキラキラしているのは実にいいものだ。ぐっと汁をすすった時の得も言われぬ幸福感。味噌はたっぷり入れて濃いめの味が好きだ。
それに野菜がたくさん摂れるのもうれしい。豚汁の野菜はおいしいので「健康のために野菜も食べなくちゃ」みたいなやらされている感がなくてよい。勿論にんじん大根ではカバーしきれない栄養素もあろうが、炭水化物と肉、魚のみで暮らすよりはよっぽどよいはずだと自分に言い聞かせて、このところ肉団子入り野菜スープとともにヘビロテしている。そうでもしないとつい買ってしまった大根丸ごと1本を消費しきれないという事情もあるのだが。
また豚汁は肉が少なくても入っているだけで結構うれしいのもポイント。細切れの肉がお椀に4つ5つも入っていたら大勝利。貧乏くさいと言われればそうかもしれないが、うれしいんだから仕方ない。
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