第5話 あなたのこれからを思って
諦めてもいいよ
どうやっても どうせ運命は変わらないから
投げ出してもいいよ
どうしても 私達は救われないから
もう頑張らなくてもいいよ
隠れていて 逃げていて
そうするだけの権利があるから
災いとは無関係の場所で生きていてほしい
悲劇とは関わりのない世界で笑っていてほしい
忘れてもいいよ
覚えていると きっと傷になる
消し去ってもいいよ
痕跡はきっと傷になる
だけど だけども
どうしてだか そう言いたかったのに
言葉にできなかったこと 心残りで
あなたに幸せになってほしいから
伝えたい言葉を全部用意していたのに
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます