第2話 有難迷惑な遺産



「くだらなく 汚れた世界」と評した少女

「壊れて当然の救いようのない日常と言った少年


 子供達に残されたのはそんな世界


 穢れた大地 酸のような大海

 毒をはらんだ草木 そんなものだけ遺産にするなんて


「死んだほうがマシだ」というディストピア

「生きている事を辞めたい」と嘆く袋小路


 どうしてそんなものを きずいたの?


 大人達の勝手 身勝手

 その後始末 自分で行いもせず


 無責任に 幸福に死んでいった


「ああ、それって。救えない」



「ストーリー」

 うまれる世界は選べない。

 だから私達は、どんなひどい世界でもそこで生きていくしかない。


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