モンスター図鑑
【前提として知っておいてほしい事】
知っての通り、モンスターは
しかし、その特徴や生態はこちら側の生物とある程度の共通点がかり、あちら側もこちら側と似たような炭素生物による生態系が存在している事が推測される。
これは、モンスターをこちら側の生物学に当てはめた物である。
なお、これは2030年6月10日時点の情報である。
【リククラゲ類(スライム)】
ダンジョンに出現するモンスターとしては最もポピュラーであり、今まで何種類もの種が確認されている。
地球のクラゲと共通点を持つが、名前の通りの陸生である。
これは、魔力によって体内の水分を固定する為であり、その特性上、魔力の薄いダンジョン外では生きていけない。
枯れた植物や、他生物の死骸を餌としており、ダンジョン内の生態系のピラミッドでは下方に位置する。
なお一目見た外見こそ、ファンタジーRPGに登場するスライムそのものだが、液体状にはなれず、下部には吸盤のついた短い触手が存在する。
【ヤモリザル科(ゴブリン)】
上記の
体毛はなく、ヤモリを人型にしたような見た目をしているがれっきとした哺乳類であり、とくに猿に近い特徴を持つ。
が、知能はあまりいいとは言えず、多くの場合性格は獰猛であり、ニホンザルやチンパンジーのように人間に懐く事もない。
雑食性で生命力も高く、街中に住み着いたり、通行人に襲いかかるといった事件が多発している。
【ダイダラムカデ科(アーマーセンチピード)】
最大10mにもなる、巨大なムカデ。
通称の由来でもある、銃弾すら通さない強靭な甲殻を持ち、米軍一個師団を壊滅させたエピソードはあまりに有名である。
多くのムカデのように牙に毒がある他、口から強酸性の体液を吐くが、これは本来補食対象を溶かして食べやすくする為の物。
この体液には強い可燃性があり、アフリカに潜伏していたテロリストがこれを元にして火炎瓶を作っていたという。
【ホネカマキリモドキ科(スケルトン)】
人間の骨格に似た外見を持つ、昆虫モンスター。
人骨に擬態している理由は、元いた異世界の環境が関係しているとされている。
カマキリに似た生物から進化したとされ、両手に鎌状の爪を持つが、羽根は退化している。
肉食である他、鉱物を取り込む事で甲殻を形成するという特徴を持つ。
また、その筋組織には「生体磁石」と呼ばれる機能があり、身体を欠損しても他個体や同族の死体から欠損部分を補充する事が出来る。
通常は2m以下の個体が多いが、高難易度ダンジョンでは3mほどの個体が現れる事も。
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