「生姜パワー炸裂!」2021年9月16日深夜
熱に苦しむ俺に母さんが話しかけてくる。
『汗が出たら熱が下がるだけどね、、、』
汗、、、汗、、、汗、、、発汗?
発汗作用のある有名な食べ物があるやん!
「生姜、、、くれ」
『え?生姜?』
「汗が出りゃいいんだろ?」
そこまで言ったら母さんはピンと来たらしく、キッチンで作業を始めた。
さすが調理師免許を持ってるだけはある。
健康番組がたまたまやっていて、そこで紹介されていたのを俺は覚えていた。
『できたよ』
コップを持って母さんが帰って来た。
蜂蜜と生姜チューブをお湯に溶かしただけの飲み物を用意してくれた。
生姜だけだと飲めれないから、蜂蜜の甘さで緩和した。蜂蜜のネバネバは喉の保護してくれる作用もあるからこういうときにはうってつけの組み合わせ。
少しづつ飲んでいくと、熱の影響で少し腫れてた扁桃腺の痛みが少し引いた感じがした。
飲み切ってゴロゴロしてると、全身が汗ばんできた。
それと同時にお腹が鳴った。
熱を測ると、37度台、、、むっちゃ下がってる、、、
「なんか腹減った、、、」
『何が欲しい?』
「インスタントのコーンスープに食パンつけて食べたい」
「おかゆって気分じゃない」
今朝、食材置き場にパンがあるのを見ていいなと思いつつご飯を食べた。だから今は、パンを食いたい。
おかゆって作るの時間かかりそうだし、とにかくお腹すいたから今すぐ食べたい。
母さんがマグカップにコーンスープと食パンを袋ごと持ってきてくれた。
5枚切りの食パンをコーンスープにつけながら2枚食べたのに、まだお腹空いてる、、、
「ほかって何かある?」
『リンゴならあるよ』
「ならちょうだい」
『待っててね皮剥くから』
母さんは剥き終えると、リンゴの3分の1の量を持ってきてくれた。
『残りは冷蔵庫にあるから、食べたら寝なよ』
「うん」
『もう食べたの?早っ!』
『それじゃ、私もう寝るからおやすみ』
時計を見ると、もう少しで日付越えそう、、、
「おやすみ」
明日は
所長の要望に応えるために、明後日に必ず出るためにも、この件を片付けるために休もうと思いながら目を閉じた。
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