第13話 君に生きて欲しい
掻きむしって 悩んで のたうち回って 転がって 落ちて
沈んで 沈んで 沈んでいって
どこまでも深い闇に沈んでいく 君を見て僕は思ったんだ
「生きて欲しい」
それだけの思いを
炎に焼かれて 水底に捕らわれて 風切り裂かれて
それが君は この世界の姿だと言っている 主張している
果たせぬ約束 終わってしまった物語
僕は未練だけを大事に抱えて生きていくのか?
後悔は隣人?
そんなはずないって 君に教えたい 僕は思いたい
「……間に合え」
奇跡を奪い取らないで
君と分かる為の時間を奪い取らないで
君の抱えたもの見せて、知る為の時間が欲しんだ
「ちょっと待ってよ。一人で結論出さないで」
必死になって後追いかけて 追いすがって
伸ばした手の行く先 行く当て あるといいな
エンドマークがつく前に
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます